2022年8月4日木曜日

悩むな! 考えよ!

 「いろいろと悩んでるみたいだね。
 でも、考えてないね。」

「悩んだところで、何も解決しない。
  胃が痛くなるだけ。
  悩むのを終わりにして、考えたら・・・」

というのが、ある経営幹部へのアドバイスでした。

「悩む」ことと「考える」ことは、似て非なるものです。

頭の中でぐるぐる同じような内容を漂わし続け、
悩んでいたところで、なんら解決には至りません。

問題・課題をきちんと考えることです。

そこで一番重要なポイントは、

「頭の中で考えないこと、紙の上で考えること」

です。

頭の中で浮遊しているものを全部紙面上に吐き出すのです。
書きながら次々に生まれてくる浮遊物も。

書き出し終えると、
「悩み」から「考える」ことにスイッチが切り替わります。

後は、紙を見ながら書き出された浮遊物であったものを、

・問題は何か?
・問題の影響は?
・その直接的な原因は?
・原因の背景は?
・解決策は?
・解決策の実施上のネックは?

等々の様々な視点で、浮遊物をグルーピングしながら
整理していくだけです。

整理された紙で問題を俯瞰してみると、
考え不足のところ、
考えすぎているところ・・・
等々を認識することもできます。

「頭の中で考えないこと、紙の上で考えること」

それは、
紙という媒体を使い、問題を第三者の視点でとらえることです。