2024年11月13日水曜日

福岡Meeting

クライアントの幹部と2日間、福岡に行ってきました。
尾道での2021年09月からの3年ぶりの合宿でした。
テーマは「この3年間の振り返り」と「今後の方向性」の二つ。

振り返りでは、
「よくぞここまで粘り強くやってきたな」。
それまで、全く手が付けられてこなかった
超基本的なことに愚直に取り組んできた、
というのが素直な感想。

そして、皆が共通して感じていたのは、
以前の「それぞれが仕事していた」が「組織的に仕事をしている」
に変貌していたことでした。

この3年間の努力は顧客にもその変化は伝わりつつあるようです。
それがやがて幾何級数的(指数関数的)に広がり
業績的な大きな変化を期待させるものでした。

そして、「今後の方向性」について
・当初考えていた方向性でいいのか? 
・それを(微)修正する必要はないのか?
・進捗のスピードは?
という視点で論議。

なかには、当初考えていたもが大きすぎたものもあったり・・・
業界の常識と言われるものを問い直したりり・・・と
喧々諤々の充実した2日間でした。

皆さんお疲れ様でした。

追伸

1泊2日形式でしたが、私は諸事情から広島から2日間通いました。

1日目の広島駅では、
ピンクのキティーちゃん新幹線を見ることができました。



2日目の広島駅では、
予定より早い新幹線に切り替えたこと、
予約座席の車両番号間違えたことが重なり、
偶然にも他のクライアントの役員と、
ホームで出会うことができました。
福岡までご一緒させていただきました。

福岡は、X’マス準備の真っただ中。

博多口の駅前はの綺麗に電飾されていました。



そして、会場のホテルではサンタさんが
出迎えてくれていました。

2024年11月8日金曜日

道具そのものよりも使い手

某社幹部会議でのこと・・・

「A機材(ソフト)は〇〇だから・・・」
「いやいやB機材(ソフト)は△△で・・・」
「Aのメンテナンス費用は・・・」

と、どの機材を選択するか? そのコストは? そのメンテナンスは?
と盛り上がる論議。

「ちょっと待って。
 何を買うか?というのもいいけど、
 何のために買うの?何の課題を解決しようとしているの?
 そのためにどのように活用するの?」

と、「KY(あえて空気を読まず)」、「水を差す」したのでした。
方向を見失った論議に軌道修正を促すものでした。

一旦軌道修正できたものの、また機材(道具)に戻りつつある論議に、

「もう、わかったから・・・。
 それほどメンテナンスのことが気になるのなら、
 俺が勉強してタダでしてあげるから、その話は終わりにして、
 何のために、そして具体的にどう活用するのかの論議して」

と再度軌道修正を促したのでした。

この手の論議、中小企業では頻繁にあります。

道具の良し悪しに論議が集中し、
その道具をどういう目的で、どのように活用するか、
という大切なことを見落としてしまう。

「道具よりも使い手」という原則を見失ったパターンです。

「道具よりも使い手」

忘れないようにしましょう。

と書きながら、
自分の腕前の鍛錬をよりも、新しいギターをネットで探している
自分にも言い聞かせています。

2024年11月6日水曜日

「合理的決定手法」

前のブログで、難問をスッキリさせてくれた「合理的決定手法」。

実はこの手法を実施する前と後では、決定案の選択が変わっていました。

決定案の方向が変わる可能性があるのであれば、早く知らさねばと、
プロジェクトの仲間を急遽呼び出して説明しました。

反応はというと、
何度も資料に目を通したり、天を仰いで考えこんだり・・・
しばしの沈黙状態の後、彼が口にした言葉は
「確かに、こうなりますね・・・」でした。

頭では納得したものの、路線変更について心がついていかない、
という感じ。

これは、私がこの結論に達した時の状態と全く同じ。
最初は「信じられない」。
それが何度もそのプロセスをたどり、確認することで、
「やっぱり、この結論になるのか・・・」に変化していき、
やがて「この結論がベスト、決定理由も明解、自信が持てる」
に至ったのと。

今から30年くらい前に教えてもらったこの「合理的決定手法」。
KT法(ケプナー・トリゴー法)の一つ。
NASA(米国航空宇宙局)の頭脳エリート集団が
「なぜおかしな決断をしてしまうのか?」
という問題意識から生みだされたもの(私の記憶が確かなら・・・)。

今まで、感覚的に浮かんだ結論とこの手法を使って導き出した結論が
異なったという経験が無かった私には、
今回の経験は、この手法の凄味を感じさせたのでした。

2024年11月4日月曜日

難問に取組み中!!

 某社の会社再編制を検討中です。

テーマ自体が、会社の骨格であること、巨額なお金が動くこと、
その他いろいろと、様々な要素があり難題です。

結論めいた方向で進んできたものの、
何か自分の中ですっきりしないところがありました。

この週末に、再度一から考えてみることにしました。

先ずは、頭の中からの吐き出し作業。
認識してる事実、対策案、対策案の効果、その発生する懸念・・・
なんでも頭の中でグチャグチャに浮かぶことを
紙面への書き出す作業です。

紙に書き出した内容を、関連性、重要性等の視点で眺めながら、
線でつないだり、削除したり、
そして、そのなかで思いつくことを、さらに書き出す。

この繰り返し作業をすることを通して、
今回のテーマの本質が何なのかが鮮明になってきました。
また、それぞれの解決案も整理が概ねつきました。

ただ一長一短のある解決案から、どれを選択するか???
これまた、悩ましい問題で悶絶状態。

「合理的決定手法」という枠組みを思い出し、
取り組んでみると頭の中はスッキリ!!
結論に向かい、残された詰めていくべき論点が明確になりました。

「紙上考察」(勝手に私が命名した手法)と「合理的決定手法」
が助けてくれたのでした。