3月決算、そして来期へ・・・ということで
来期の計画のクライアントの皆さんと考える機会が
このところ頻繁にありました。
以前、「うちの経営計画書を見てくれないか・・・」
「どうも計画書どおり動かない・・・」
というご相談を受け、見てみるとなんと分厚い、立派な(?)計画書でした。
過去に、うん百万円かけて作成を指導してもらったとのことでした。
原因は、計画書を作成することが目的となっていたところにありました。
「経営計画を作る」ということが恒例行事になっていたのです。
恒例行事にすべきは、
「昨年を振り返り、そして顧客環境や、競争環境を見渡し、
自社に何に重点的に取り組むべきかを徹底的に考えること
そして、その実行を誓うこと」
なのです。
それを、紙の上に表現したものが経営計画にすぎません。
大切なことは、経営計画を作ることではなく、
自社の経営を徹底的に考えることなのです。