初めてお会いしたのは、
創業して半年が経過した頃。
そして創業5年が経過し、
いろいろなご苦労も乗り越え、
事業も一定のレベルまで成長した。
「臼杵さん、このままでいいんだろうか?」
「いけん(広島弁)でしょう!!」
一定の安定を得て日々の業務に流されつつある
ご自身に対する疑問でした。
「また、大変なことを抱え込むことになるんじゃね」
「そういうことですね」
創業の思いを横に置き、
現在の安定した状態を続ける
というも一つの答えです。
しかしながら、
5年経過した今も、彼には創業の思いが脈付いている。
彼の出した答えは、上記の通りでした。
そして、創業の思いをどの程度まで実現していくか、
と具体的に第2ステージの目標について論議をはじめました。
有意義な時間でした。
「目標無し」でも、事業を運営することはできます。
目標というプレッシャーもなく、毎日を流して過ごし、
気楽に毎日が過ごせます。
一方、目標を持つこと
それは、新たな智恵、新たな行動パターン等々が必要とされます。
そして、また大変なことを抱え込むことを意味します。
しかしながら、新たなステージに向けての
スタートラインに立つことができます。
現状に満足している人には、
目標は煩わしい存在なのかも知れません。
よりよくなりたい、レベルアップしたいという、
本物のリーダーには、
目標は不可欠なツールの一つなのです。