トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)が念願の優勝を勝ち取りました。
それも1,2フィニッシュ!!
優勝後、開発チームのドキュメントがテレビ放映されていました。
2016年の2年前のレースで、
優勝を目前に残り6分というところで
リタイヤしを経験したエンジニアの
「給料やボーナスが上がらなくてもいい、優勝が欲しい」
という心からの願いが印象的でした。
願いというよりも、心からの叫びのようでした。
そして、休暇を取って現地で
自分の開発した車を見守るトヨタのエンジニア・・
1991年マツダ787Bが日本車で初めて総合優勝をしました。
当時私はマツダに勤務し、
「あ、また今年も参戦ね」という程度の興味でした。
その私でも、2日目の午後から始まったライブ放映に、
「えっ、トップ???、まさか優勝??」
から始まり、テレビにくぎ付け状態になりました。
刻々と迫りくるゴールの時間に、
あと1時間、止まるな!
あと30分、止まらないでくれ~
あと5分、お願いだから・・・
と祈るような気持ちだったことを思い出しました。
2年前の悔しさを糧に、ただ優勝を目標に、
給与・ボーナスそっちのけ、
寝ても覚めても開発のことが
頭から離れなかったに違いないトヨタのエンジニアの
心境を察するに余りあるものがありました。
そして送られるチェッカーフラッグにスタンドで涙する姿に、
ついもらい泣きをしてしまいました。
まさに、
Good Job! Great Job!! Excellent Job!!! です。
「働き方改革」と言われるなか、
このトヨタのエンジニアのような、
働き甲斐、達成感、充実感という方向での
働き方改革は忘れてはならないものでしょう。