2020年9月27日日曜日

「よほどの危険を買って出ねば・・」メルマガ第131号

本日、メールマガジン「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」
第131号を配信しました。

大河ドラマ「麒麟がくる」をうけ、
「国盗り物語」を題材に1月より連続してご紹介しています。

ドラマの展開が早く、メルマガで紹介する場面が
後追いになっていましたが、
コロナの影響で収録中断(先月末から再開)で、
やっとメルマガが追いつきました。

今回は、光秀らが足利義昭を
将軍にかつぎだ場面からご紹介しています。
大河と小説では、その流れが違っていますがご了解ください。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

 よほどの危険を買って出ねば、
 将来、将軍の幕下で身をのしあげてゆくことはできない

     国盗り物語 (三) 奈良坂

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!

2020年9月22日火曜日

日本初市街地レース:番外編(私ごと)

1)江津の若手経営者に乾杯!!

  前のブログで、主催者のインタビュー

 「来年は、来年は、と何度も言ってきた。
  そろそろ江津の狼少年団じゃないかと
  言われるんじゃないかとと本当に心配していた」

 と紹介しました。
 
 実は私も、狼青年か?と思った一人でした。

 数年前に、初めて「日本初の市街地レース開催」の幟を
 ショッピングモールで見て、

 「素晴らしい! よくぞ日本初に挑戦するとは!
  江津の若者も捨てたモンじゃない・・・」

 と大いなる期待をしたのでした。
 
 ところがその後実家に帰る度に、
 ショッピングモールの幟はどんどん奥の場所に移動し、
 そしていつの間にか撤去されていました。

 日本初の挑戦に立ちはだかる壁に諦めたのか・・、
 「江津の若者もこの程度のものか・・」
 「2代目経営者の集まりで盛り上がった話で、
             騒がせただけか・・」
 と、正直失望したのでした。

 そして昨年たまたま帰省した時に
 デモンストレーション走行に出くわし、
 具体的な日程が決まったことを知りました。

 一度、落胆・失望しただけに、
 故郷江津にも情熱があったこと
 そして江津の若手経営者に胆力があったことが
 嬉してなりませんでした。

 このプロジェクトを率いてくれた
 江津の建設業を中心にした若手経営者の
 皆さんに乾杯です。
 本当にご苦労様でした。

2)クラウドファンディングで応援
  
  そして何らかの応援をしようと、
  A1を対象にした「ふるさと納税」について
  市役所に問い合わせてみましたが、設定なしとの回答でした。
  地元産品での産業応援、災害復旧支援という観点だけでなく、
  「志」を支援するという観点の「ふるさと納税」
  があってもおかしくないのではと思うのは私だけでしょうか?

  結果、クラウドファンディングで
  支援させてもらうことにしました。


  名前のプリントされたブロックがスタート地点に置かれ、
  私も日本初の挑戦に参加したような気持ちになりました。
  ありがとうございました。


3)私はここに!!
 
  ライブ放映がYouTubeにあることを知り、
  大学時代の友、クライアントに情報を流しました。
  
  東京、広島、山口、ドイツからも観戦してもらったようです。
  放映途中、放映後、私の姿を確認出来なかった・・・と、
  ラインが沢山入ってきました。

  ここです、「我が家」と「私」は



4)インタビューが放映されたようです

  地元のテレビ局にインタビューされました。
  私と母と愛犬のショットが放映されたとの連絡がありました。

日本初の市街地レース:感動!!

1周約45秒で20周
20分弱のレースであっという間に終了しました。

主催者のインタビューでは、7年越しの企画
「消滅可能性都市のなかに名前の入る江津、
 何か江津として、江津で育っていく子供達のために
 全国に発信できるものがないか」

という思いだったそうです。

そして
「来年は、来年は、と何度も言ってきた。
 そろそろ江津の狼少年団じゃないかと
 言われるんじゃないかとと本当に心配していた」

とのこと。

フジテレビF1解説者森脇基恭氏は、
「今まで日本中の街・市が市街地レースをやりたかったんですよ。
 でも今まで出来なかったんですよ、結局は。
 それは情熱が足りなかったと思う。
 でも、江津の人達の情熱はその壁を破って実現してくれた」と。

数多くの困難、想定外の問題等々
いろいろなことがあったことと推察します。
それらを乗り越え実現に至ったことに、
本当に素晴らしい、心より拍手を送ります。

ウイニングランしながら手を振るドライバー、
手を振り、拍手を沿道の観客、関係者。
感動、感動でした。

コロナの影響で観客もコースの地区に限定され、
経済効果は限定されたものだったでしょう。
しかしながらそれ以上に大切なもの、
東京から一番遠い都市でも日本初に挑戦できるという自信、
そして、江津人の結束・絆がより強固になったことでしょう。

260人のボランティア(市民の1%にあたります)が、
ブロックを設置する際にも住民に気を遣い
丁寧な対応していたのも印象的でした。

招待された小学生が歓声を上げなら応援するのを見ながら、
彼らが「全国レベルのことが江津でも実現できる」と夢を広げ、
たとえ将来江津を離れても
「日本初の市街地レースしたところ」
と故郷を胸を張って紹介すると思ったのでした。
主催者の思いは、間違いなく伝わったことと思います。

企画してくれた、江津の若人に感佩です。
ありがとうございました。

自宅前の国道9号線でのブロックの後片付け作業


2020年9月20日日曜日

日本初の市街地レース:走行編

試験走行等が11時くらいから始まり予選、
そして日本初の歴史的瞬間の決勝は12時半過ぎから始まりました。

YouTubeでライブ動画を見ながら、自宅前で観戦。

ライブ動画を見ながらスタートを待っていたら、
自宅前にカートの一団が通り過ぎて行きました。
(YouTubeの動画が、
 遅れて配信されていることに気づいたのでした。)


自宅前から撮影した動画です。
 


以前、岡山のサーキットで本格的なレースを見たときは、
耳を擘くような轟音、爆音で驚きました。

数メーター前を疾走するカートは
市街地でやるにはいい感じのレベルの迫力でした。



日本初市街地レース:当日スタート前

レース当日、9時くらいに家の前に出てみると、
トラックからブロックが降ろされコースの設置が開始していました。



スタート地点




そして昨夜、搬入されたカートが銀行の駐車場に整列 



レースの雰囲気が盛り上がってきます。





2020年9月19日土曜日

日本初の市街地レース:前日

過日当ブログでご紹介しました日本初の市街地レース
 
前日に実家に戻り町内を歩いてみると
会場設営が夕方始まりました。


そして銀行の駐車場には、カートが・・・

 
いつも帰省しても若者を姿を見ることが少ないのですが
どこに、こんな多くの若者がいたのだろうと?

思いつつも、重いブロックをチームワークよく並べる姿に

感心して見ていました。

2020年9月17日木曜日

ありがとう「タンポポ会」

先日、某社長との打合せでのこと
「銀行がこんなこと言ってきたけど、どうしようか?」
 
日常、頻繁にあることなのですが、
なかには訳の分からないものもあります。
 
私には、地銀に2人、都銀3人(1人は海外支店勤務)が
大学時代の友人の会(タンポポ会)にいます。
強い味方です。
 
今までも何度か、助けてもらいました。
 
クライアントのベトナム進出の際には
海外支店勤務に友に・・・・
 
融資の保証について
銀行からの出向者について
地銀の友に・・・
 
等々と、彼らに連絡を取ると、
あっという間に解決の方向性が見いだせました。
 
今回も地銀の友達にと・・・
折り返しで連絡が入り、
 
「なんじゃ、そういことなんだ!! ありがとう」
 
と、一件落着したのでした。

2020年9月11日金曜日

「できる輩は着手が 早い!!」

某社の経営会議でのことです。
 
ある仕組みの欠落部分を問題提起、
その解決のための考え方を提示し、
課題として取り組むことになり、
具体化は次回検討してくこととなりました。
 
ところが、翌日その経営会議に参加していた
ある役員から電話が入りました。
 
「昨日の件、
 教えていただいた解決の考え方について、
       自部門で具体的に展開しようと、
        ペンを動かしているのですが・・」
 
という趣旨のものでした。
 
「OK、今日なら短時間だけど・・・」
と時間調整し、具体策を打ち合わせてきました。
 
どんなアウトプットが出てくるのが楽しみです。
 
「できる輩は着手が 早い!!」
「成果の挙がる組織は、早い!!」
 

2020年9月4日金曜日

ブログ:読み難いレイアウト(ご勘弁を!)

本ブログは「ブロガー」というソフトを活用しています。
それが、少し前から作成のインターフェイスが変更になりました。
 
その新インターフェイスでの、
入力画面操作、行間の詰め、プレヴューの確認方法、
等々について要領を得るには少し時間がかかりそうです。
 
読み難い(行間の空いた)状態等々、
ご迷惑をおかけしますが、
今しばらく、その要領を得るまで御容赦ください。
 
なぜか、今回は行間の詰めは上手くいきましたが・・

2020年9月3日木曜日

人間の精神性:「論語」は時代を超えた名著?

今回は、ある経営者との1万円札についての雑談から・・

2024年度から一万円札の顔が福沢諭吉から渋沢栄一に代わります。

渋沢栄は「論語とそろばん」という道徳経済合一説を軸に

日本の近代産業の基礎を作り上げた実業家です。

その「論語」は、中国の春秋末期(紀元前5世紀)、

または戦国時代に孔子の教えを編纂されたものです。

約25百年前のものにかかわらず「論語」は、

現代人が読んでも自ら考えや行動を振り返えさせられる

「時代を超えた名著」です。

 

それを、ちょっと違った視点で考えてみると・

25百年前に書かれた技術書は、今の技術者には役立ちません。

(技術史を編纂するためには必要かもしれませんが)

それは25百年の間、技術は進歩を積み重ね、

当時の技術水準からは想像できないくらいの

高いレベルに達しているためです。

 

一方、人間の精神性について記した論語が 現代人にも

通じ役立つということは、

25百年経た後も人間の精神性は一向に 進歩していない

ということになります。

論語は時代を超えた名著です。

 

しかしながら、時代を超えた名著にしているのは、

一向に進歩しない人間の精神性にあるのかもしれません。

技術と同じように、 人間の精神性が当時よりも格段にレベルアップして

「論語」が古びた歴史の遺物になるのか?と考えてみると、

 

誕生して悟りを開くのは極々僅かの人。

そして普通の人は、齢を経て煩悩から少し解放され

始めたころにはこの世にいない。

この繰り返しが人間とするならば、

人間の精神性は時代を超えて進歩しない。

 

いつまでも、論語は人間にとって「時代を超えた名著」 で

あり続けることになるのでしょう。

 

という、雑談でした