「何か、うっすらと光が・・」
「何となく、少し手ごたえを・・・」
と連日、顧問先の二人の社長から、
表現は違えども同様の趣旨の言葉がありました。
試行錯誤を繰り返しながら
懸命に前進しようとしている真っ最中。
この「うっすらな光」「何とはなしの少しの手ごたえ」という表現で、
喜びたい気持ちと、錯覚かもしれないという不安の入り交じった
複雑な心境を吐露してくださったのです。
花植えにたとえると、
よ~く見ると、蒔いた種が少しだけ芽がでたようにも見える、
でも、初めての種なのでその芽なのか確信がもてない・・・
という感じでしょうか。
改革の変が大きければ大きいほど、
その成果を得るまでには時間がかかります。
その期間が精神的につらいところです。
最初は問題ばかりが発生し何の変化もありません。
しかしながら、やがて兆候が出始めます。
その兆候は、
目を凝らさなければ見えない小さなものであったり、
ぼんやりとしか映らないようなものであったり、
はっきり現れるも一瞬で消えたり・・
と、いろいろな形で現れてきます。
この時期大切なのは、兆候かどうかの真偽ではなく、
その兆候を(仮に間違えていたとしても)素直に喜び、
心を支えるサプリメントにすることです。
そして、ただひたすら前進することです。
「小さな芽吹きだと信じましょう。
そして継続・加速していきましょう。
次の小さな発芽を楽しみにしましょう。」
という二人の経営者との談義でした。
追伸
兆候だと感じたものが、いつの間にか当たり前になり、
そして、気づいたら大きく変革していた・・・
というあんばいになっていきますから。