WBC準々決勝のイタリア戦、0対0の3回、1アウト1塁の場面での
大谷選手の意表を突く三塁側へのセーフティーバント。
これには、驚きました。
試合後の記者会見での大谷選手のコメント
「日本の勝利より優先する自分のプライドはなかった」と。
この大谷選手のコメントと、
以前期待をかけている経営幹部を叱責したことが重なりました。
「そんなくだらんブライドは捨てて、
大切なところにプライドを置け・・」
とプライドの置きどころが違うことを伝えたくて、
厳しく叱責したのでした。
自らの尊厳を守るために、プライドは必要です。
ただ、そのプライドの置きどころによっては、
鼻につく嫌味のように感じることもあれば、
成長を阻害する要因になることもあります。
一方、「俺たちの会社はこんなもんじゃない」
と自社のポテンシャルにプライドをおいて
前に進もうとするリーダーには心が動かされます。
プライドを
me(自分)に対するものから
we(自分達)に対して置くこと
それが叱責した彼に伝えたかったこと、
そして大谷選手が見せてくれたものです。