2009年9月25日金曜日

堅苦しい話:Philospophy(哲学)

昨日友達から、著書の件で連絡がありました。
ネットでの本の販売についてです。

7&Y    経営ジャンル 売れ筋ランク 2,698種類のうち14番目
ライブドア  経営ジャンル 人気順ランク 2,297種類のうち20番目

という情報でした。
まだ、書店にも並んでないのに「うそ・・・」と思って確認してみると、
確かに・・・

「嬉しくないのか・・・」と言えば嘘になります。
正直、嬉しいです。

でも、これは違うのです。
「喜ぶところ」を間違えてはならないのです。

ここからが、本題です。

Philosophyとは「Philo」と「sophy」から成っています。
「Philo」とは、楽しむという意味で、フィルハーモニーは、ハーモニーを楽しむということ
そして「sophy」とは、上智大学のことを「ソフィア」というように叡智・知恵のことです。
私は「Philosophy」を人生を楽しむための知恵と理解しています。

自分が人生において楽しいと思えること、喜ぶべきこと、が即ち哲学に他ならないのです。

会社に置き換えると、経営理念がその哲学にあたります。
それは、組織として喜ぶべきものは何か?を定義したものです。

もし経営理念が「売上拡大」であれば、売上拡大を喜べばいいのです。
しかしながら、その経営理念が、例えば「顧客の満足」というテーマならば、
売上拡大は喜ぶべきテーマにはならなくなります。
「喜ぶところ」が間違っています。
お客様が喜んでいるということが、喜ぶべきテーマなのです。

ちょっとややこしい話なのですが、
特に上級経営者はこの部分をきちんと認識しておかなければ、
いずれは間違いなく、道を誤ってしまいます。

ということで、
私が喜ぶテーマは、
「哲学・理念」と「ソロバン」を調和させる会社つくりのお手伝いをする
ということ。

ならば、ランキングでどうこう・・・、本がどれだけ売れた・・・
ということではなく、経営者・管理者・ビジネスマンに、
私の本がどれだけのインパクトを与えたか・・・がその喜ぶべき軸となるのです。

何人かの方からの読後感で
「痛いところ突かれた」
「叱咤された」
「叱られている」
というコメントを頂戴しました。
これらのコメントこそ「心から、喜ぶべきこと」なのです。