2009年9月29日火曜日

売上とは、粗利とは、利益とは・・・・

売上とは、販売した金額
粗利とは、売上から原価を引いた金額
営業利益とは、粗利から販売費・一般管理を差し引いた金額。

これはこれで正しいのですが・・・・・
会計上は、このような計算をします。

各々の言葉には、メッセージがあるのです。

「売上」とは、世の中に価値あるものとして認められた尺度
「粗利」とは、有り難味の尺度
「営業利益」とは、世間が存続を認めている尺度。

と私は定義しています。

事業再建を中心に手がけている友人は、
再建する多くの会社は話が内向きになっている。
眼をお客に向けるために、
上記と同様の話をすると語っていた。

「売上を上げろ」という視点で考える以上、
既存の商品・既存の形が前提となり、思考が内向きになってしまう。
そしてイノベーションが行われない。

「より世の中に価値あるものを提供せよ」という視点で
考えたら、顧客のことを考えざるを得ない。
そしてイノベーションしなければならなくなる。

経営とは、単に数字の世界だけではない・・・
その本質は人と人の関わりを扱うものであることを肝に命じる必要がある。