2010年4月1日木曜日

「節目」

4月1日というのは、通勤の電車やバスに新社会人、新入生というニューフェイスが登場する。
そして行政では新年度始まる。
会社でも会計期間が4月スタートというのも多い。
新しいものが始まるという、何か期待を抱かせる日で、特別な日のように感じる。

いわゆる「節目」である。

時間は、自分の意思に関わらず、一定のスピードで流れていき、
いつの間にか時は過ぎ去っていく。

その中で、人為的に時間を区切るというのが「節目」。

今まで過ぎた時間の活用について振り返らせたり
今から一定の期間どのように過ごすかを考えさせたり

ただ時間の流れに乗っかって、漂ってしまうことに
疑問を投じてくれる機能がある。

節目の日が来たからと言って、昨日と何かが大きく違う訳でもない。
節目そのものを「別に~」と簡単に流すことだってできる。

時間の流れを一度止めて振り返り、次に向けて考えていくのと、
時間が流れるままに過ごしていくのでは、成長度合いに違いが現れてくる。

  成長=(振り返りの頻度)x(振り返りの深さ)

という方程式があるように思う。

1年の会計期間、半期・四半期という枠組み、そして月間・週間、
これらは、全て人為的に設定した「節目」であり、
自らを振り返りをチャンスを与えるものである。

「節目」というのは、人間が成長するために創造された
大発明なのかもしれない。