「競合先のHP見たんだけど、同じようなことをやっている」
と、自社の戦略について不安げな某社長の一言。
「Don’t worry it !!」と,下記をお話しました。
1)だいたい皆、考えることは同じ
同業種であれば経営環境や競合状況について、
同じような認識をして、当然。
そしてそこからの選択肢も似てくるのが、普通。
「同じ状況にある者は、同じようなことを考える」もの。
改めて驚くことも、不安になることもない。
2)考えても実行することは難しい
ある調査で「戦略の失敗の7割はその実行にある」
すなわち、戦略の失敗は、戦略自体の良し悪しではなく、
戦略が実行できなかったことにある、と報告されている。
3)「同じようなこと」と「まったく同じ」は違う
例えば、競合も当社も「早い・うまい・安い」と
掲げていたとしても、「早い・うまい・安い」の
3軸に対する優先順位・ウエイトの置き方、
軸の解釈・定義までも同じとは限らない。
4)仮に、全く優先順位も定義等も同じならば、
その一歩先をいけばいい。
大切なのは
「自社の目指すゴールの実現に集中すること」
を確認し、「経営versionの『うさぎと亀』」の話もしたのでした。
ちなみに、「経営versionの『うさぎと亀』」の話とは、
何を目指して歩んだか、に視点を置いたもので、
(敗けたうさぎは亀を見、勝った亀は自分の目標を見ていた)
という内容です。