「決めたことはキチンと守れ、ルールに沿って仕事をしろ」
との幹部会議での社長の発言に、
私は大きくうなずきながら聞いていました。
会議後、社長と二人での面談。
「社長の発言には、吹き出しそうになりましたよ!!
そもそも社長自身、ルールやきまりが大嫌いなタイプでしたよね・・」
「そうなんよ、基本的には大嫌い。
でも、臼杵さんが『仕組み』、『仕組み』って。
組織らしくしようと思ったら仕組みで運営するしかない。
そのためには、その運営のルールを明確にし、
きちんと守ることよね・・・」
と大笑いしながら話したのでした。
この数年、仕組みづくりが広がり組織らしくなり、
それとともに業績も向上してきた会社。
同じ時期に、他の顧問先の社長からも同様の発言
を聞いたことが重なり驚いたのでした。
組織づくりとは、
仕組み(どういう手順で業務し、誰が決済・判断をするか)を明確にし、
その仕組みを運営することに他なりません。
決して、組織図に人をあてがうことではありません。
職人気質の高い業種では、
業務ルールを守らせるのは骨の折れるテーマです。
「1万回だめでへとへとになっても、
10,001回目は、何か変わるかもしれない・・」
と、根負けせずにやるしかありませんね。