「その提案、順番が違う。 後回し!!」
と、ある幹部からの提案を保留したことがありました。
新商品の製造工程の効率化についての提案でした。
提案自体に問題があったわけではなく、
その実施のタイミングに問題がありました。
新商品自体のリリース時期に目途が立っていない状況の
なかでの提案だったからです。
商品の完成の後に、工程の効率化を行う、
というのが基本的順序です。
新商品をリリースして初めて、顧客の評価を得ることができます。
顧客の評価次第では、商品に変更を加えることになるかもしれません。
効率化した工程が意味のないものとなってしまうかもしれません。
工程を組み上げる過程でのいろいろな気づきを
改善しようとしてくれた提案でした。
しかしながら今は、新商品のリリース時期の目途をつけること。
少々非効率な製造工程でも、早くリリースすること。
こっちが、先です。