2024年6月3日月曜日

夢の実現には「覚悟」は必要条件

 「社長、本気でやるつもりですか?」
と社長に覚悟を問う場面がありました。

「このままだと『継続していくのがやっと』、
 倍程度の規模にならないと『面白味がない』」

という幹部社員の規模拡大の提案に対する
社長の肚を確認するものでした。

確かに規模が倍になれば、
収支は大幅に改善し潤沢な利益が生まれる、
給与も十分に上げられる、
設備も新調できる、環境も整えられる。
そして、会社の位置するステージも変わる。

幹部社員の提案は、理屈から言えばまったくその通り。
その方法は、まだまだ検討の余地はあれど、
あながち的外れではないものでした。

方法論は追々検討していくにしても、
大切なのは、その倍規模の拡大に対して、
組織としてのコミットがあるかどうか?
特に、トップの覚悟(揺るがぬコミット)があるか?
といういこと。

現状から大きく飛躍することは、
並大抵のことではありません。
途方もない努力、多くの困難を克服する
エネルギー・パワー・執念が必要です。

この数年で規模が数倍になった某社長の覚悟の様が、
私の脳裏には思い浮かんでいたのでした。

覚悟ないのはうつつの夢。
夢の実現には、まずは覚悟が必要です。

補足ながら、
「覚悟は夢の実現には必要条件ですが、十分条件ではない」
ことも記しておきます。