2026年4月21日火曜日

長男が「読んでみて」と置いて帰った一冊――『獺祭』。

獺祭といえば、ドジャースの佐々木朗希投手が贈り物にも使っていた、
日本酒を代表する銘柄の一つです。
もっとも、下戸の私には基本的に、縁のない世界。

この酒を生み出した山口県の一酒蔵が、
わずか40年で年商約200億円――約100倍に成長した。
その経営論として、多く紹介されるなかで認識していた、
というレベルでした。

これまでの私の理解は、正直こうでした。
「杜氏が担っていた領域をデータ化し、
 標準化し、大投資によって大量生産する会社」
巨大な設備投資により固定費が膨らみ、
それを賄うために売上至上主義に陥る懸念もある。
あまり好みのタイプの経営ではない、と。

ところが、本書を読んでその認識は一変します。

確かに、
杜氏の領域のデータ化、
標準化(厳密には少し違うようですが)、
そして大投資による大量生産。
表面的にはそうです。

しかし、その奥にある現会長・桜井博志氏の思想に触れたとき、
なんと浅薄な見方をしていたのか・・・、
むしろ私の好きなタイプの企業ではないか、と。

私が理想とする、中小企業のトップ像をそのまま体現している。
拙著『闘戦経』第53章の「中小企業のリーダーとしてのやり甲斐」、
「顧客に対する視点」での解説そのまま、ドンピシャでした。

中小企業の経営者の皆さん、是非読んでみてください。

P.S.
名前は臼杵(ウイスキー)ですが、アルコールは不調法。
自ら消費はできませんが、贈答や手土産として
桜井会長の思想のDNAが宿るであろう「獺祭」を、
応援していこうと思ったのでした。

Text reviewed and edited with support from
 C. G. Ashford (AI Secretary, aka “Lottie”)