2017年8月3日木曜日

日本一小さな航空会社の・・・

今回の九州史跡探訪の前日読んだのが、
「日本一小さな航空会社の大きな奇跡の物語」

日本一小さな航空会社とは、
天草航空のこと。
39人乗りのプロペラ機1機だけ、従業員54人。売上7.5億円
ちなみに日本航空は227機 従業員約11,000人 売上1兆923億円

大きな奇跡とは、
熊本県53.3% 天草市22.9% 上天草市2.73% 苓北町1.2%で約80%、
残りを民間企業という第3セクターで設立され、
6期連続の赤字で累積赤字は4億8000万円で債務超過寸前。
この会社を再建するという物語です。

普通の航空会社は「高速移動のための手段」

天草航空は
「飛行に乗ること自体が目的となる航空会社」
がコンセプトで取り組む面白い会社です。

その貴重な機体を見てみたいと空港まで・・

飛行の名前は「みぞか号」(天草の方言で「かわいい」という意味)
機体には親イルカが、
エンジン部分には子イルカの「快くん」「晴ちゃん」が描かれていました。

名前の通り、可愛い飛行でした。

いろいろな企業の復活物語・小説。
共通するのは、

「どうせ俺たちには無理・・・」という無力感、
「問題を、問題として認識しない」問題意識の欠如
「自分たちは一所懸命やっている」という他責の風土。

これらを、ひとつひとつ解決し、失ったプライドや自信を
取り戻していくことに尽きます。
リーダーが変われば、会社が変わるです。

上記に、ご紹介した本は事実が淡々と記されています。
それだけでも大変な御苦労があったことがうかがえます。

書けなかったであろう事実、リーダーの心情等々、
を思うと頭が下がるばかりです。

面白い本でした。機会があればご一読を!!

次回の天草行きは、「天草航空」かな。