校正も予定より一日早く終わり、出版社に本日送付完了。
ほっと一息ついています。
昨日、某社のコンサルティングの事前打ち合わせに行ってきました。
次の会社の成長のステップに向けてビジョンの具体化計画を作るというテーマ。
例えば、「5年後に、100店舗となる」というようなビジョンがあっても、その道筋がない会社が多い。
また、道筋があったとしても、
「2年後には、30店舗」、
「3年後には、50店舗」
という数字合わせの道筋程度。
これでは、次のステップアップは難しい。
「○○後に、○○となる」ためには、
会社の根本的な戦略や仕組み自体を見直す必要がある。
ビジョンを達成するための道筋の重要なテーマは、
上記の戦略・仕組み等々をどのように変化させていくか?
別の言い方をするならば、ビジョン達成時点での会社のあり方・基礎・体質を
検討していくということが重要なテーマとなる。
この部分の道筋が検討されていない場合、数値的にビジョンが達成されたとしても
その土台がぐらぐらしてしまう。息切れして達成ということになりかねない。
逆に、上記の重要なテーマが作られた上であれば、
きちんとした基礎の上に達成されることになりゆるぎないものとなる。
まさに、会社そのものが次のステップに昇華する。
「俺は、ビジョンの数字を達成したいのではない。
それより重要なものがある。結果としてビジョンを達成したい」
と社長が言われた言葉は、まさに上記の重要なテーマを意味していた。
まさに中小企業の「成長」の本質をついていた。