2009年5月26日火曜日

数字(データ)について

約半年振りで東京に。
エアラインの関連会社の社長、財産コンサルティングの事業部長と会う。

エアラインの関連会社の社長は、学生時代の同級生。
顧客のデータベースをきちんと整備した・・・という話。
実は昨日もある食品業の2代目社長と夜遅くまで、商品データを整理していた。



「自信が持てる!!」と二人の社長とも、同じ趣旨のことを言われる。


自ら戦略方針を提示する立場にあるものとしては、
その方針を周知し、理解させる際にまったく説得力が違う。
「俺(社長)がそう思う・・・」というだけの説明と、
きちんと数字的な根拠をもって説明するのでは、説得力が格段に違う。


「数字」というものは、不思議なものである。
忘れてならないのは「数字」は道具であるということである。
道具とは、その使い手によって、素晴らしい機能を発揮することもある。
その逆に、害を巻き散らすということもある。


数字・データを活用することと、数字に縛られることは違う。
数字を適切に使い、現状を理解したり、会社のベクトルと一致させたり
より人材の活性化につなげる企業もあれば、数字で身動きができなくなってしまう
企業もある。


数字とは、いわば客観的にものを見ていく最適の手段。
ただ、企業経営には、事業者の「思い」がいる。その「思い」は主観的なもの。


客観だけでは、単なる数字合わせの経営・・・面白くもなんともない。
主観だけでは、現実か浮き足立ってしまう。危なっかしい経営。


この主観と客観両面が大切。


大学時代の友人社長へ:「関連会社で経営手腕を振るって、本体の経営陣になるべく頑張れ!!」
2代目社長へ:「新しい事業の構築・発展に向けて頑張って!!」