この旗何かわかりますか?
Z(ズール)旗といって、国際信号旗のことです。
イギリスのネルソン提督が、1805年のトラファルガー海戦の時、
「英国は各人がその義務を尽くすことを期待する」
という意味を込めてはじめて用い、
その後、1905年(明治38年)5月27日、日露戦争の日本海海戦において、
ロシアのバルチック艦隊を目前に
「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」 (連合艦隊参謀・秋山真之の草案)
という意味を込め、日本連合艦隊旗艦「三笠」に掲げた旗です。
要するにこの旗、その後困難を打開したりする時に、掲げ最善を尽くすそう・・・という意味になっています。
現代風に置き換えると
The destinyof our company depends upon this action.
You are all expected to do your utmost
この旗詳細は、下記のHPを参照ください。初代カローラの開発とZ旗、日産フェアレディーZとZ旗、
早稲田の箱根駅伝とZ旗・・・面白いですよ。
http://www.z-flag.jp/main/information.html
私が腕組みして写っているのわかります?
連合艦隊司令長官の東郷平八郎が、会戦中指揮をとっていた場所で、その気分になっている写真です。
(お目を汚しました・・・)
実は、この日はちょうど海軍記念日(日本海海戦の初日)で、艦上で演奏や式典が行われていました。
軍艦マーチを、戦艦三笠の上で、生演奏で聴けるという幸運に恵まれました。
(パチンコ屋さんで、聞く軍艦マーチとちょっと訳が違う・・・、本物よ!!)
いろいろと説明をして下さるなるかで、
現場の感覚というのが大切なのを実感しました。
というのは、
「10キロに近づいたところから、ロシアは砲撃を開始しました・・・・」
「10キロとは、ぼや~と対岸(千葉の木更津)が見えますが、そのあたりからです」という説明。
えっ!! これじゃあ、相手が豆粒くらいの大きさしか見えない・・・
映画で見たりすると、敵の被害状況や、様子を見ながら戦っているように錯覚する。
本で、8キロくらで砲撃ね・・・・と頭では理解していた。
けれど、実際の感覚はまったく違う。
現場感覚の大切さを再認識させられました。