政府から「骨太方針」が発表された。
・基礎的財政支出の黒字化は、2011年度が10年以内に先延ばし
・最大限の歳出削減の「最大限の」ということば削除
・少子化対策、低所得層対策の施策の導入検討・・・・等々
と報道されている。
この「骨太」という言葉に引っかかる。
「骨太方針」と聞いたときの感じは、ただの「方針」と比べて、
・図太い、
・揺らがない、
・どっしりとした・・
という印象を受けるのは私だけではないだろう。
ところが、上記のとおり期限は伸びる、言葉は変わる、新施策の導入・・
でいろいろなところで変更が織り込まれている。
揺らがない、どっしりとした・・・という骨太の部分をどこに見出せばいいのか
考えれば考えるほどわからなくなってしまった。
無い頭で考えた
「現在の政権であれば、1年間は変更しない」という意味で
揺るがない、骨太(?)の方針
なんだと・・・・
ということは
政権が変わったら、変更する訳ね。
毎年、変わる可能性があるのよね。
このような性格のものを「骨太」なんて会社の中で付けたら新入社員にも笑われますよ。
「当社の骨太の方針って、毎年変わるのですか?」
「年度方針と、骨太の方針って違いは何ですか?」
って。
上司のあなたは、なんて答えます??
この「骨太方針」という言葉に、なんともいえない空しさを感じた。