「見事なプレゼンテーションだったよ!! ありがとう」
クライアントの戦略展開の情報収集のため、コンサルティング会社時代の部下に来てもらい
ある業界の状況について説明をしてもらった。
一週間前に、電話で簡単に趣旨を伝え、依頼したのみ。
正味一時間程度であったが、中身は非常に濃かった。
見事に、今日の目的をきちんと把握し、的確に要点をとらえた説明だった。
素晴らしかった!!
当時の会社では、技術論もさることながら、物事の捉え方や、価値、考え方
というのを徹底的に仕込まれた。そして、いつの間にか自分も部下に対して
同様に、語っていた。
それが、今の自分の大きな財産になっている。
そして、彼の財産にもなっているように感じた。
2ヶ月前にもある部下にあった。今は、独立してハウジング関係の仕事をしている
この不況にかかわず、好調とのこと。
「何がその好調のポイント?」
という質問に対して、彼の答えは
「教えてもらったこと、忠実に実行しているだけです」
彼とは半年間、毎週土曜日勉強会をした記憶はあるものの、
多分その勉強会で、ハウジングメーカーをテーマにした記憶なんで全くない。
ただ、いくつかの分析手法は伝授したが、
むしろ上記のとおり、考え方や、価値の部分が多かったように思う。
表面的な技術論の伝承・教育ではなく、
考え方、捉え方、価値という伝承こそ
永い年月を経ても、役立つ、大切なものであるように思った。
今日の彼のプレゼンテーションを聞きながら、これらの教育の重要性を再認識した。
忙しいなか、時間をとってくれたこと、そしてこの重要性を再認識させてくれたことについて
彼に、感謝したい。
ありがとうございました。