2009年6月24日水曜日

クレーム対応の早さ

先週の土曜日、コンサルティングが終了して、携帯の着信履歴を見ると
「非通知」から10本、10時から14時にかけて記録されていた。
この短時間に、10本もの非通知の電話・・・・
気にかかって何か、身内や、クライアントに緊急のことがあったのでないかと、
何件か電話しみた。結果、該当なし・・・・、ちょっと気味悪いな・・・と思っていた。

昨日メールが大学時代の友人から入ってきていた「電話番号変わった?」
という内容。これで謎が解けた。「非通知」電話は大学時代の友人からだった。

東京にいる彼は某時計メーカーの顧客相談室の責任者をしている。
先週の金曜日の夕方5時ごろに、クレームが発生し、新幹線に飛び乗り、
一路広島に向かい、夜の11時くらいにお客様に会いに行った。

そして、翌日広島在住の私に連絡をしてくれたという・・・・経緯。
彼からのメールを読んで、久しぶりの再会ができなかったことを残念に思ったが、
それ以上に彼の、対応の素早さに関心した。むしろ驚かされた。

東京で5時に受けたクレーム処理のため、11時には広島に来ている・・・・

立派としか、言いようがない。

「クレームはすぐに対応せよ、会って話せ・・・」という

彼は、クレームの原則を忠実に実行している。
わかっているものの、なかなか動けない・動かない・・・という会社が多いなか
流石伝統のある会社は違う・・・と関心した。

クレームの対応パターンには4種類ある。

① 顧客心情共感   + 対策適切
② 顧客心情共感   + 対策不適切
③ 顧客心情共感なし + 対策適切
④ 顧客心情共感なし + 対策不適切

というもの、上記のクレーム対応のパターンについては、後日経営コラムでご説明したい。

昨年末に、箱根のクラス会で会ったときに、
「顧客対応の要諦は、こっちの常識で判断してはならない。
 顧客の常識を理解することが重要。」
という、彼が言った言葉が、頭に残っている。

①の「顧客心情共感+対策適切」パターンで、このクレームがより顧客との信頼
関係を築いていくのだろう・・・・