「政略、政権交代、うんぬんよりも、政策論議を・・・」
テレビをの政治番組をみていると、上記のようなもっともらしいコメントを聞く。
確かに、政略等の論議よりも、政策論議の方がレベルの高いテーマである。
政略・政権交代どうこうという論議より、ましかも知れぬ。
しかしながら、違和感を感じる。
経営の基本中の基本、新人研修で教える
目標→計画→実行→チェック→調整
といういういわゆる「PDCA」のサイクルのと照らしわせて考えると、
私の違和感に共感いただけると思う。
端的に言うと、この政策論議というのには
「目標がない」。
方法論を、ぐちゃぐちゃ言っているようにしか聞こえない。
失業率の目標は?
経済成長の目標は?
医療費の目標は?
財政赤字の改善目標は?
私が勉強不足のために、知らないだけなのかもしれない。
しかしながら、上記の目標が明確に設定されていたならば、
「我々の政党は、○○という方法論により、失業率を○○%にします。
よって、▲▲党の方法論では、失業率の目標はは○%未達になります。」
とか、
「▲▲党の方法論では、確かに失業率の達成はできますが、
その実現において、○○という不安定要因があり、実現性が低く、
その要因が発生してしまうと、○○という致命的なことになります」
とか言えるはず。
政策論議よりも、目標設定をきちんとする方が先決。
こんなこと、企業経営でやっていたら、経営がおかしくなってしまう。