2020年12月25日金曜日

改訂版「ビジネスリーダーのための『闘戦経』」PODで出版しました

改訂版「ビジネスリーダーのための『闘戦経』」を
先日電子版にて出版したことをお知らせしました。

この度、紙ベースでも読んでいただけるように
POD(Print on Demand)版でもリリースいたしました。

















(左:POD版 右:電子版)

ラインマーカーを引きながら、書き込みながらと、
是非、手にとって読んでみてください。

2020年12月22日火曜日

コロナに対峙する指導先

先日、指導先に訪問した時のことです。

「忘年会、コロナ第3波でキャンセルが続きました。」
と社長からの報告。

「そうなんだ」
と、数ヶ月前に策定した計画と比較していきました。

「そもそも、12月コロナの影響が続くかもしれないと
 忘年会”0”で計画立てているじゃない・・・
 『計画どおり』の進捗だね」

コロナの第1波襲来時に、コロナ用に計画を修正しました。
2021末(ワクチンが開発される時期と想定)まで
売上の最悪(12月忘年会”0”)を設定し、
その前提で資金繰等も検討し作ったものでした。

その後、コロナ第1波の収束、地元の振興キャンペーン、
もちろん企業努力等々もあり、計画以上の業績を残してきました。
その矢先、第3波影響により忘年会のキャンセルが続いての
社長の報告でした。

「『計画どおり』なんだからキャンセルを気にするよりも、
 計画で立案した経営の改善課題の進捗を気にするべき」

が私のアドバイス。
課題の進捗状況をヒアリングしていきました。

課題の進捗ついて、改善してきた内容を話す社長の表情は
生き生きとしていて、(コロナ)以前のやり方より
数段レベルアップしつつあることを共有できた時間でした。

「コロナ期間は凌ぐだけ凌ぐ。
 開けたら楽しみだね〜」

「コロナに負けずに、いやコロナを糧にして頑張ります」
と話す社長でした。

コロナにきちんと対峙し、将来の糧にする素晴らしい姿を
見せていただきました。
ありがとうございました。引き続き頑張れ〜

2020年12月18日金曜日

使える「Googleフォーム」

 先日クライアントから
「ネットでアンケートしたいのですが・・・」と。

アンケートそのものはやったことはないものの、
Google フォームを使い、同窓会の名簿データ収集(名前・住所等々)
を以前行ったことがありました。

また毎日、
・自動車の使用記録簿(距離メータ、公私の区別、行き先等)
・小口経費の支払記録(科目、金額等)
を携帯電話からデータ入力し、その場で処理。
集められたデータを月単位でエクセルに出力し会計へ、
という形で活用しています。

ということで、フォームの作り方を思い出しながら、
クライアントと一緒にアンケート作成して見ました。

小一時間で完成。

「他にも、使えますね〜」とクライアント。

毎日の記録を紙ベースで記入、し該当部署に提出、そして集計、
という流れの業務が沢山あります。これらの改善に役立ちます。
(まだ、他にも使えると思いますが・・・・)

簡単に導入できるツールです。それも無料。
ご興味ある方は、「Google フォーム」で検索してみてください。

2020年12月7日月曜日

「条件が崩れても、すでに行動を起こしてしまった以上・・」メルマガ第134号

本日メールマガジンを配信しました。

今回は、織田信長が越前朝倉を討つ
金ヶ崎の戦いの場面からです。

信長の撤退に明智光秀が思ったのは・・・

◇◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇

 条件が崩れても、
 すでに行動を起こしてしまった以上、
       普通は未練が残るものだ。

  国盗り物語 (四) 退却

◆◆◆◆◆◇◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◆◆◆◇

是非、ご一読を!!

2020年11月15日日曜日

「手きびしい秩序感覚を・・」メルマガ133号

 大河ドラマ「麒麟がくる」。
先週は、織田信長・越前朝倉の金ヶ崎の戦いの場面でした。
まだまだ、本能寺の変、山崎の戦い等々と
多くの見どころがあります。
年末までのあと数回でどう納めるかと思っていたら、
来年の2月まで延長になったようです。

今回も国盗り物語からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

 天下を取ろうとするものは、
   これだけ手きびしい秩序感覚を
        もっていなければならい

     国盗り物語 (四) 京の人々

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!

2020年10月28日水曜日

電子版で出版しました

10月23日に改訂を加え電子出版いたしました。





















https://www.amazon.co.jp/改訂-ビジネスリーダーのための『闘戦経』-日本最古の兵書が導く経営の原理原則【電子書籍版】(22世紀アート)-臼杵-昌美-ebook/dp/B08LSBFT45/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=10ACA9NTXKDH9&dchild=1&keywords=闘戦経&qid=1603844203&sprefix=闘戦%2Caps%2C298&sr=8-5

今回の電子出版の背景は

 

「闘戦経」と企業経営を、中小企業の経営コンサルティングを通して

得た体験と知見を通して、橋渡しすべく2018年12月02日に出版したのが

「ビジネスリーダーのための『闘戦経』

        日本最古の兵書が導く経営の原理原則」でした。

多方面から反響を頂戴し講演する機会も多くいただき、

「闘戦経」は現代の中小企業経営リーダーにも共感され、

活きることが確認できました。

 

一方、日本最古の歌集の万葉集は誰でも知っているのに、

日本最古の兵書「闘戦経」は殆どの人が名前すら知らないことも

併せて認識させられました。

より多くの皆様に知っていただくために、

この度、電子書籍(PODにより紙媒体としても入手も可能)という形で

出版することとしました。

 

前回の出版以降の反響や講演、

本業の経営コンサルティングの現場等を通して、

私の闘戦経に対する解釈・洞察はより深まり進化しました。

この進化した部分を反映し、改訂版といたしました。

 

<「改訂版の出版によせて」より>

という背景です。現在のところ電子ベースのみですが、
年内には紙ベース(POD)でご提供できるように準備しています。

2020年10月26日月曜日

日本初市街地レース:返礼品

市街地レースへのクラウドファンディングの返礼品が
先日届きました。

プロカートレーサーのサインが入ったTシャツ
ブロックの写真
そしてそのブロックに貼り付けられたステッカー

1ヶ月前の感動が蘇るようです。

ブロックに貼られてステッカーが大きくて、
どこに貼ろうかと悩んでます。

2020年10月16日金曜日

教育と訓練

学び知るとは「骨と化して識る」ことと、
拙書「ビジネスリーダーのための『闘戦経』」で記しています。

「骨となる」というのは無意識のうちに活用・実践している状態、
あたかも生まれもった第二の天性「セカンド・ネイチャー」になることと。

それには「教育」と「訓練」の両輪が必要です。
「教育」し知識を授け、それを「訓練」して実践に活かすことです。

しかしながら多くが、教育をしているものの、

教育>訓練

というバランスになっていて、
教育するものの成果があがらない変化がない、
という状態になっています。
教育した内容の消化不良状態です。
(ついでに言えば、研修費の無駄遣いです)

教育<訓練

にウエイトバランスを変えることが必要です。
1教えて10訓練する、できるようになるまで
訓練を繰り返すことです。

「訓練」は同じことの繰り返しの反復練習で、
教育に比べると面白味も刺激もありません。
しかしながら、アスリートが反復練習を通して
技を身につけ一歩一歩成長していくように、
欠くことのできない必要なものです。

貴社の教育について、
「教育」と「訓練」のバランスについて
確認してみてはいかがでしょうか?

2020年10月9日金曜日

「良き鳥は良き樹をえらぶ」メルマガ第132号

大河ドラマ「麒麟がくる」が再開され、
メルマガとほぼ同じ進度になりましたが、
司馬氏の小説「国盗り物語」とはストリーが
違うことが多くあり少し戸惑っています。

メルマガでは、もちろん「国盗り物語」をベースにしています。

今回は、明智光秀が織田信長に傾いていく
場面からのご紹介です

 ◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

     良き鳥は良き樹をえらぶ

     国盗り物語 (四) 転身

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!

2020年10月2日金曜日

さあ、スタートだ!!

昨日、クライアントの経営方針発表会に参加してきました。



コロナの影響を受けた前期、そしてその影響が続く今期・・・

「コロナを機会で○○できるようになった」
と言えるようにと社長がまとめた方針、
決して楽な道ではないものの、
将来に魅力を感じる素晴らしいものでした。


「どの道が正しいか?と迷い悩むよりも
 選んだ道を正しい道にしていこう」

とエールを送りました。

さあ、スタートだ!! 

2020年9月27日日曜日

「よほどの危険を買って出ねば・・」メルマガ第131号

本日、メールマガジン「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」
第131号を配信しました。

大河ドラマ「麒麟がくる」をうけ、
「国盗り物語」を題材に1月より連続してご紹介しています。

ドラマの展開が早く、メルマガで紹介する場面が
後追いになっていましたが、
コロナの影響で収録中断(先月末から再開)で、
やっとメルマガが追いつきました。

今回は、光秀らが足利義昭を
将軍にかつぎだ場面からご紹介しています。
大河と小説では、その流れが違っていますがご了解ください。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

 よほどの危険を買って出ねば、
 将来、将軍の幕下で身をのしあげてゆくことはできない

     国盗り物語 (三) 奈良坂

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!

2020年9月22日火曜日

日本初市街地レース:番外編(私ごと)

1)江津の若手経営者に乾杯!!

  前のブログで、主催者のインタビュー

 「来年は、来年は、と何度も言ってきた。
  そろそろ江津の狼少年団じゃないかと
  言われるんじゃないかとと本当に心配していた」

 と紹介しました。
 
 実は私も、狼青年か?と思った一人でした。

 数年前に、初めて「日本初の市街地レース開催」の幟を
 ショッピングモールで見て、

 「素晴らしい! よくぞ日本初に挑戦するとは!
  江津の若者も捨てたモンじゃない・・・」

 と大いなる期待をしたのでした。
 
 ところがその後実家に帰る度に、
 ショッピングモールの幟はどんどん奥の場所に移動し、
 そしていつの間にか撤去されていました。

 日本初の挑戦に立ちはだかる壁に諦めたのか・・、
 「江津の若者もこの程度のものか・・」
 「2代目経営者の集まりで盛り上がった話で、
             騒がせただけか・・」
 と、正直失望したのでした。

 そして昨年たまたま帰省した時に
 デモンストレーション走行に出くわし、
 具体的な日程が決まったことを知りました。

 一度、落胆・失望しただけに、
 故郷江津にも情熱があったこと
 そして江津の若手経営者に胆力があったことが
 嬉してなりませんでした。

 このプロジェクトを率いてくれた
 江津の建設業を中心にした若手経営者の
 皆さんに乾杯です。
 本当にご苦労様でした。

2)クラウドファンディングで応援
  
  そして何らかの応援をしようと、
  A1を対象にした「ふるさと納税」について
  市役所に問い合わせてみましたが、設定なしとの回答でした。
  地元産品での産業応援、災害復旧支援という観点だけでなく、
  「志」を支援するという観点の「ふるさと納税」
  があってもおかしくないのではと思うのは私だけでしょうか?

  結果、クラウドファンディングで
  支援させてもらうことにしました。


  名前のプリントされたブロックがスタート地点に置かれ、
  私も日本初の挑戦に参加したような気持ちになりました。
  ありがとうございました。


3)私はここに!!
 
  ライブ放映がYouTubeにあることを知り、
  大学時代の友、クライアントに情報を流しました。
  
  東京、広島、山口、ドイツからも観戦してもらったようです。
  放映途中、放映後、私の姿を確認出来なかった・・・と、
  ラインが沢山入ってきました。

  ここです、「我が家」と「私」は



4)インタビューが放映されたようです

  地元のテレビ局にインタビューされました。
  私と母と愛犬のショットが放映されたとの連絡がありました。

日本初の市街地レース:感動!!

1周約45秒で20周
20分弱のレースであっという間に終了しました。

主催者のインタビューでは、7年越しの企画
「消滅可能性都市のなかに名前の入る江津、
 何か江津として、江津で育っていく子供達のために
 全国に発信できるものがないか」

という思いだったそうです。

そして
「来年は、来年は、と何度も言ってきた。
 そろそろ江津の狼少年団じゃないかと
 言われるんじゃないかとと本当に心配していた」

とのこと。

フジテレビF1解説者森脇基恭氏は、
「今まで日本中の街・市が市街地レースをやりたかったんですよ。
 でも今まで出来なかったんですよ、結局は。
 それは情熱が足りなかったと思う。
 でも、江津の人達の情熱はその壁を破って実現してくれた」と。

数多くの困難、想定外の問題等々
いろいろなことがあったことと推察します。
それらを乗り越え実現に至ったことに、
本当に素晴らしい、心より拍手を送ります。

ウイニングランしながら手を振るドライバー、
手を振り、拍手を沿道の観客、関係者。
感動、感動でした。

コロナの影響で観客もコースの地区に限定され、
経済効果は限定されたものだったでしょう。
しかしながらそれ以上に大切なもの、
東京から一番遠い都市でも日本初に挑戦できるという自信、
そして、江津人の結束・絆がより強固になったことでしょう。

260人のボランティア(市民の1%にあたります)が、
ブロックを設置する際にも住民に気を遣い
丁寧な対応していたのも印象的でした。

招待された小学生が歓声を上げなら応援するのを見ながら、
彼らが「全国レベルのことが江津でも実現できる」と夢を広げ、
たとえ将来江津を離れても
「日本初の市街地レースしたところ」
と故郷を胸を張って紹介すると思ったのでした。
主催者の思いは、間違いなく伝わったことと思います。

企画してくれた、江津の若人に感佩です。
ありがとうございました。

自宅前の国道9号線でのブロックの後片付け作業


2020年9月20日日曜日

日本初の市街地レース:走行編

試験走行等が11時くらいから始まり予選、
そして日本初の歴史的瞬間の決勝は12時半過ぎから始まりました。

YouTubeでライブ動画を見ながら、自宅前で観戦。

ライブ動画を見ながらスタートを待っていたら、
自宅前にカートの一団が通り過ぎて行きました。
(YouTubeの動画が、
 遅れて配信されていることに気づいたのでした。)


自宅前から撮影した動画です。
 


以前、岡山のサーキットで本格的なレースを見たときは、
耳を擘くような轟音、爆音で驚きました。

数メーター前を疾走するカートは
市街地でやるにはいい感じのレベルの迫力でした。



日本初市街地レース:当日スタート前

レース当日、9時くらいに家の前に出てみると、
トラックからブロックが降ろされコースの設置が開始していました。



スタート地点




そして昨夜、搬入されたカートが銀行の駐車場に整列 



レースの雰囲気が盛り上がってきます。





2020年9月19日土曜日

日本初の市街地レース:前日

過日当ブログでご紹介しました日本初の市街地レース
 
前日に実家に戻り町内を歩いてみると
会場設営が夕方始まりました。


そして銀行の駐車場には、カートが・・・

 
いつも帰省しても若者を姿を見ることが少ないのですが
どこに、こんな多くの若者がいたのだろうと?

思いつつも、重いブロックをチームワークよく並べる姿に

感心して見ていました。

2020年9月17日木曜日

ありがとう「タンポポ会」

先日、某社長との打合せでのこと
「銀行がこんなこと言ってきたけど、どうしようか?」
 
日常、頻繁にあることなのですが、
なかには訳の分からないものもあります。
 
私には、地銀に2人、都銀3人(1人は海外支店勤務)が
大学時代の友人の会(タンポポ会)にいます。
強い味方です。
 
今までも何度か、助けてもらいました。
 
クライアントのベトナム進出の際には
海外支店勤務に友に・・・・
 
融資の保証について
銀行からの出向者について
地銀の友に・・・
 
等々と、彼らに連絡を取ると、
あっという間に解決の方向性が見いだせました。
 
今回も地銀の友達にと・・・
折り返しで連絡が入り、
 
「なんじゃ、そういことなんだ!! ありがとう」
 
と、一件落着したのでした。

2020年9月11日金曜日

「できる輩は着手が 早い!!」

某社の経営会議でのことです。
 
ある仕組みの欠落部分を問題提起、
その解決のための考え方を提示し、
課題として取り組むことになり、
具体化は次回検討してくこととなりました。
 
ところが、翌日その経営会議に参加していた
ある役員から電話が入りました。
 
「昨日の件、
 教えていただいた解決の考え方について、
       自部門で具体的に展開しようと、
        ペンを動かしているのですが・・」
 
という趣旨のものでした。
 
「OK、今日なら短時間だけど・・・」
と時間調整し、具体策を打ち合わせてきました。
 
どんなアウトプットが出てくるのが楽しみです。
 
「できる輩は着手が 早い!!」
「成果の挙がる組織は、早い!!」
 

2020年9月4日金曜日

ブログ:読み難いレイアウト(ご勘弁を!)

本ブログは「ブロガー」というソフトを活用しています。
それが、少し前から作成のインターフェイスが変更になりました。
 
その新インターフェイスでの、
入力画面操作、行間の詰め、プレヴューの確認方法、
等々について要領を得るには少し時間がかかりそうです。
 
読み難い(行間の空いた)状態等々、
ご迷惑をおかけしますが、
今しばらく、その要領を得るまで御容赦ください。
 
なぜか、今回は行間の詰めは上手くいきましたが・・

2020年9月3日木曜日

人間の精神性:「論語」は時代を超えた名著?

今回は、ある経営者との1万円札についての雑談から・・

2024年度から一万円札の顔が福沢諭吉から渋沢栄一に代わります。

渋沢栄は「論語とそろばん」という道徳経済合一説を軸に

日本の近代産業の基礎を作り上げた実業家です。

その「論語」は、中国の春秋末期(紀元前5世紀)、

または戦国時代に孔子の教えを編纂されたものです。

約25百年前のものにかかわらず「論語」は、

現代人が読んでも自ら考えや行動を振り返えさせられる

「時代を超えた名著」です。

 

それを、ちょっと違った視点で考えてみると・

25百年前に書かれた技術書は、今の技術者には役立ちません。

(技術史を編纂するためには必要かもしれませんが)

それは25百年の間、技術は進歩を積み重ね、

当時の技術水準からは想像できないくらいの

高いレベルに達しているためです。

 

一方、人間の精神性について記した論語が 現代人にも

通じ役立つということは、

25百年経た後も人間の精神性は一向に 進歩していない

ということになります。

論語は時代を超えた名著です。

 

しかしながら、時代を超えた名著にしているのは、

一向に進歩しない人間の精神性にあるのかもしれません。

技術と同じように、 人間の精神性が当時よりも格段にレベルアップして

「論語」が古びた歴史の遺物になるのか?と考えてみると、

 

誕生して悟りを開くのは極々僅かの人。

そして普通の人は、齢を経て煩悩から少し解放され

始めたころにはこの世にいない。

この繰り返しが人間とするならば、

人間の精神性は時代を超えて進歩しない。

 

いつまでも、論語は人間にとって「時代を超えた名著」 で

あり続けることになるのでしょう。

 

という、雑談でした

2020年8月20日木曜日

「A1市街地グランプリGOTSU2020」応援します‼️


「海外では多くの事例がある市街地レースですが、

 日本ではこれまでに市街地レースが開催されたことがありません。

 GOTSU2020は、日本で初めて市街地でレースが開催される

 歴史的なイベントです。」

 A1市街地グランプリ公式サイト( https://a1citygp.com/#concept)より


故郷江津で開催される日本初のゴーカート市街地グランプリ。

日本初を実現しようとする江津の若人の志を支援します。

https://a1citygp.com/supporters/


コロナの関係でコースが縮小されたものの、実家の前を疾走するようです。

当日は、モナコF1グランプリを高級住宅から観戦するセレブ気分を、

我が家の2、3階から感じてみます。

2020年8月9日日曜日

「最高指導者の条件」

 
「台湾民主化の父」と評価され、親日家としても知られる
元台湾総統の李登輝氏の逝去(7月30日)が報じられました。
 
内容は忘れているものの印象深い本があったことを思い出し
本棚を探しました。
 
初版2008年に出版されたものでした。
 
昨日読み直し、再度感銘をうけました。
 
日本統治下の台湾に生まれ京都大学に学んだ
李登輝氏の精神的な支柱の基礎は
日本にあると記されています。
しかしながら、その日本の素晴らしい精神性が、
今の日本は衰えつつある、
と警鐘を鳴らすところも多くあります。
 
私のノート
「Precious Saying for muself(自分にとって 大切なことば)」
には、この本から沢山メモされていました。
 
今回再読して、12年前に読み印象に残っていた理由が
確認できました。
 
「公私の別」のところでは、
 
選挙が終わったら、支援者との私的な関係はきっぱりと断つ。
謝意はあらわすにしても、選挙は選挙、国政は国政。
 
また、
 
総統在任中、元県会議員の父に
「お父さんが議員であったあいだ、
 たくさんの人に助けられたのはわかっています。
 しかし、彼らの頼みごとを聞くつもりはありません。
 ですから、人を紹介したりしないでください」
 
ときっぱりと伝え、父が亡くなる前に
 
「あの晩から一度も人を紹介することがなく、本当にありがとう。
 おかげで私は職務に当たることができました」と感謝する。
 
次元の違う政治家だったように感じました。
 
ご冥福をお祈りします。

2020年8月7日金曜日

「老朽した社会そのものの感受性が・・」メルマガ第130号

本日メールマガジンを配信しました。

今回も「国盗り物語」の桶狭間前後の時期に、
明智光秀が越前朝倉家にかかわっていく場面からご紹介しています。

大河ドラマ「麒麟がくる」、
コロナの影響で 桶狭間の戦いから歴史が止まっていましたが、
8月30日から再始動のようです。
放映再開が楽しみです。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

 物に驚くという、若々しさと弾みにみちた精神を  
  この一乗谷の人々はうしなってしまっているのである。  

  老朽した社会そのものの感受性が、老人のようににぶくなっている      

     国盗り物語 (三) 浮沈

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!

2020年7月15日水曜日

ご心配おかけしました(江川氾濫)

熊本に甚大な被害をもたらした今回の豪雨、
昨日、江川が氾濫したとのニュースが全国版で流れました。

島根県江津市は実家のあるところで、
「豊かに広い江川の 川風清く爽やかな・・・」
と母校(小学校)の校歌に歌われている川です。

ニュース流れた昼過ぎから、
多くの方から電話、メール、LINE等で
ご連絡をいただきました。

実家の母に電話し確認したところ、
「我が家は問題なし」とのことでした。

いろいろとお気にかけていただき、ご心配いただき
心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

また、今回の豪雨で被害にあわれた方々に
お見舞い申し上げるとともに、
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

今回のように災害で皆さまにご心配をおかけしたことを
ブログをたどってみると

2013年08月25日 江津豪雨
2014年08月21日 広島豪雨
2018年07月08日 広島豪雨

と4回目になります。ご心配をおかけしました。

2020年7月14日火曜日

「めったやたらと行動しているうちに・・」メルマガ第129号

本日メルマガを配信しました。
 
今回も「国盗り物語」から、
斉藤道三亡き後、明智光秀の牢人時代の場面からご紹介しています。
 
◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆
 
 めったやたらと行動しているうちに
           機会というものはつかめる

     国盗り物語 (三) 森の怪異

 
◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆
 
光秀が、戦国時代の歴史の一幕に加わっていく過程を
司馬氏が面白く描いています。
 
是非ご一読を!!


2020年7月7日火曜日

東京から日本一遠い町からも「ZOOM」:OK

先日、コロナウイルスの県外移動自粛が解除され
実家に帰省しました。

仏壇のある部屋、背景は襖という日本スタイルの
サテライトオフィス(実家)から「ZOOM」を使いました。

初めての、オフィス以外からのZOOMでしたが
約2時間なんの不便もなくクライアントと打ち合わせできました。

出張先であろうが、
休暇先であろうが、
いつでもどこでも使える手段であることを、
頭ではわかっていたものの、体験し実感したのでした。

我が実家は、

東京からの移動距離が全国で一番遠い都市(2007年)
として知られており高等学校の「地理A」の教科書や、
テレビ番組でも取り上げられた。

ウキペディアで紹介されている島根県江津市です。

「ZOOM会議 東京から日本一遠い町からもOK」
との報告です。(笑)

2020年6月29日月曜日

「人は信じ、仕事は疑え」

ある幹部Aさんとの会話

「あのねAさん、確認したって言うけど
 直接確認していないでしょう?
 部下の『やった(仕事を完了した)』という
 報告を鵜呑みにしてるでしょう

「そうですけど。部下を信用していますから」

「部下は信用していいけど。でもミスが発生しているよね」

「(部下を)疑え、って言うのですか?」

と交わらない会話でした。

以前Aさんは師匠より
「部下の仕事をチェック・確認をしっかりしろ。人を信じるな」
人を信用するからチェック・確認をしなくなる。
人を信じるな、そうすればチェック・確認せざるを得なくなる、
と教えられてきようでした。

その(人を信じない)悲しい論理に抵抗感を持ったAさんは、
人を信じたいと確認・チェックを放棄した、という訳でした。

でも、現実にエラーは発生しています。
このままでは、改善する気なし、責任を放棄している、
浪花節で現実に目を背けている、とも受け止められます。

この悲しい論理に陥るのは、

「人」と「仕事」をごちゃ混ぜに考えているからです。

「人への信頼」と「仕事の出来」を区別して考えることです。

 
真面目に一所懸命取り組んでも、間違えるのが人

真面目にに取り組んだ(組む)姿勢はそのものは信じる。

そうだとしても、人間のやることです。
間違うことも、勘違することもあります。
アウトプットは正しくないかもしれません。

確認・チェックするのは「信じていない」からではありません。
真剣に取り組んだアウトプットが、
確実に評価されるようにするためです。

「人は信じ、仕事は疑え」と諭すと、 
人を信じていいんですね、でも、仕事は疑っていいんですね。」

と晴れやかになったAさんの表情は、
悲しい論理に長年苦しんでいたことを物語るようでした。

「これで、人間不信から解放されます」


「大袈裟な・・・」


2020年6月25日木曜日

ピンチをチャンスに(業務改革に向けて)

長年頑張ってくれた社員が退職する。
いわゆる「ピンチ」です。

しかしながら「ピンチ」と「チャンス」は裏表、
どちらの面から見るかの違いです。

「業務改革のチャンス到来!!」と捉え
・前任者の業務をすべてリストアップ
・そして一つ一つの業務の見直し

をしてみましょう。

前任者が当たり前だと思ってやっていた業務も、
一つ一つ丹念に見てみると、

必要以上の正確性を期するために過剰品質になっていたもの、
目的・意義が不明確なまま継続されていたもの、
部門間の連携が悪く2度手間になっているもの、
等々と出てくるはずです。

そして、それらを

要求精度を落とす、
業務自体を廃止する、
納期を見直す、
手作業を自動化する、
外部に委託する、

等々と見直していけば業務改革につながります。

この手順で、従来の業務の8割削減し、
結果、欠員補充不要になった事例もありました。

ただこのようなドラスティックな改革は、
業務担当者では判断のつかないことも多く出てきます。
業務のアプトプットを受ける側(上司)も一緒になって
検討していく必要があります。

2020年6月22日月曜日

仏に魂を入れたのは・・・

先日、クライアントの経営者から

「・・・本当に社員さんがよくやってくれてるな
 と思い、感動しました。
 この仕組みを作ってくれた臼杵さんに感謝です。
 ありがとうございます😊」

とのメールをいただきました。

言葉で伝えられる感謝も嬉しいものですが、
文字にして伝わるのも一味違った喜びがありました。

「仏像(仕組み)を彫刻したのは私かもしれませんが、
 魂を入れてくださっているのは皆さんです。
 こちらこそ感謝です。ありがとうございます。」

と返信しました。

一所懸命彫った仏像を大切に扱ってもらっている、
仏師冥利につきます。

魂をいれたくなるような
より慈愛と迫力を兼ね備えた仏像が彫れる仏師に
精進していかねば、と思うのでした。

メールありがとうございました。
引き続き、「魂」入れまくってください!!

2020年6月18日木曜日

コロナ:抗体検査 陰性でした

コロナウイルス抗体検査を、クライアントがキットを入手したとのことで、
私もさせていただきました。

チクッと指に針を刺し、血液を1滴キットに、ものの数分で結果判明。

説明書の(A)の「非感染者または抗体ができない」でした。


息子に結果をラインで送ったら
「と言うことは、今から感染する可能性ありだね」との返信。
以前も
「タバコも吸うし年齢もいい年だから、コロナはヤバイんだから・・・」
ときつい警告が・・・

明日から「県外移動可能」に緩和されます。
車でわずか1時間の実家への帰省ですが、
この数ヶ月見合わせていました
(特に、実家の島根の石見地方は感染者”0”ということもあり)。
久しぶに帰ってみようか、と思っています。

2020年6月16日火曜日

 「(鷹狩は)鳥を獲ればよいだけのものではないか」メルマガ 128号  

本日メールマガジンを配信しました。


大河ドラマは、桶狭間で今川を討ち織田信長の時代が
始まっていくところになっていますが、
「うつけ」時代の信長を描いている場面のある
「国盗り物語」からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

 (鷹狩は)鳥を獲ればよいだけのものではないか
  
     国盗り物語 (三) 三助
◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆
是非、ご一読を!!

2020年6月5日金曜日

「データ出して・・・」

「先日、依頼されたデータができあがりました」

と提出された資料。
内容を確認してみると、確かにデータが並んでいる。

数ページ資料をめくっていくと・・・
「あれ、終了?」
確かに要求した通りのデータには間違いないものの、
データの羅列だけで終わっている。
そのデータから読み取れるか考察がない・・・

「『確かにデータ出して』と頼んだのは頼んだけど・・」
新人ならまだしも管理者からの報告がこれでは・・・

という中小企業でよくあるケースです。

確かにデータを抽出して並べ直すには
時間がかかったのかもしれません。
しかしながら、並べるだけでは何らの価値を生みません。
これでは「私は考える力ない」と言っているのと同じです。

データを考察して、何らかの策を立案して
初めて価値が生まれます。

たとえ稚拙なものであっても、
「(データを)見て、考え、提案する」
のがビジネスマンの基本的な作法です。

2020年5月31日日曜日

経営者の「覚悟」?

「いざという時には、家も貯金も覚悟している」
という中小企業経営者の覚悟。
よく耳にするフレーズです。

経営者になる時は、
責任の重さや、責任転嫁できないこを認識し、
「いざとなった時には・・」という覚悟の上で
経営者になることが必要です。

しかしながら、経営者になったら
それは覚悟ではなくなってしまいます。責任です。
覚悟しなくても、外から強制的に実行され、
責任を取らさせ(覚悟させ)られるものです。

経営者になってからの覚悟とは、
自ら掲げたビジョンや目標に対して絶対に実現する、
という覚悟です

同じ「覚悟」でも、
経営者になる時のものと、
なってからのものはその対象が違います。

その意味で、
経営者が「いざという時には・・・」と言う覚悟は、
ピントがズレています。

あなたの経営者としての覚悟、
自由意思で覚悟しているもの、それは何?

2020年5月10日日曜日

「一体感」

2020年5月7日のNHK「ニュースウオッチ9」での
サイボーズ 社長青野慶久氏のインタビュー。
テーマは「テレワークとうまくつきあう」。

そのなかで、インタビュアーが

「テレワークだと一体感が(難しいのでは)・・・」

という質問に、青野氏は

「なんで顔が見えなくなった瞬間に一体感がなくなるのか?
 何のためにその仕事をやっていたか、

 その答えを共有共感できていなかったから」と。

そして具体的に
「なんとなく集まって野球をやっていた。
 でも離れても俺たちは甲子園を目指してやっていると、
 顔は見えないけれど甲子園を目指して頑張っているはず、
 そういう気持ちがあれば離れていても一体感は作れる」
と、淡々と答えていくのでした。

う~ん、と唸ってしまい、痺れる場面でした。

今回のコロナで多く導入されたテレワーク、

新しい技術が導入されればされるほど、
便利になる一方、使い手(使う組織)の本質が問われる

ということなのでしょう。

当社の組織は、あなたが高野球の監督なら、

なんとなく野球をやっているチームなのか?
甲子園を本気で目指しているチームなのか?

と、振り返る必要がありそうです。

「甲子園を目指すという気持ちがあれば、
 離れてていても一体感は作れる」

しかしながら、
甲子園を目指すことをメンバーに共有させるのは、
リーダーの役目に他なりません。