2018年12月27日木曜日

完成 ビジネスリーダーのための「闘戦経」

本ブログで時々紹介してきた3冊目の本
クリスマス直前に完成し、届きました。
 
 
タイトルは
 
ビジネスリーダーのための
『闘戦経』
日本最古の兵書が導く経営の原理原則
 
 
裏の帯には、
 
「900年前に日本人の戦い方、生き方とは何かを
 真剣に考え著された不変の道理は、時空を超えて今にも通じ、
 日本人としての矜恃を再認識させるとともに
 経営のよすがを提供するものです。
 「闘戦経」を知ってからこの数年、
 その指南するところや示唆が今も鮮やかに生きることを
 経営コンサルティングの多くの場面で実感していきました。
 これらの体験と中小企業に長年携わり得た知見を通して、
 企業の経営と「闘戦経」の橋渡しをすべく
 解説を試みようというのが本書です」
 
と前書きの部分を引用して紹介していただいています。
 
 
Amazonで2019年01月07日から購入できるそうです。

2018年12月15日土曜日

2018年 出稿完了!!

本年の出稿も「見えざるを得ない可」
管理方式のおかげで、
一度も遅れることなく完了しました。
 
時々ご紹介してきた出版の原稿もあり、
メルマガ、ブログが重なってタイトなスケジュールに
なった時もありましたが、何とかやりくりして
完了することができました。
 
8枚目のブランク管理表を作成し、
来年もこの方式で進めていきます。
 

2018年12月7日金曜日

「凡才でも一流たりうる」メルマガ第110号

本日メールマガジンを配信しました。


今回も、前回に引き続き北辰一刀流をひらいた
千葉周作を描いた「北斗の人」からご紹介します。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆
  
    凡才でも一流たりうる
 
    「北斗の人」(略譜

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江戸三大剣術道場の北辰一刀流、
門人が3千人とも5千人ともいわれ栄華を誇っていました。

今回は、司馬さんがその北辰一刀流の特徴について記して
いる箇所からご紹介しています。

是非、ご一読を!!

2018年11月15日木曜日

「古人の残滓(のこりかす)を・・・」メルマガ第109号


本日、メールマガジンを配信しました。

今回も前回に引き続き、北辰一刀流をひらいた
千葉周作を描いた「北斗の人」からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆
  
 古人の残滓(のこりかす)をなめていることと相成り、
 ついにほろびるにいたりましょう
 
    「北斗の人」(謀反

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

千葉周作と、師匠浅井又七郎が対峙する場面ですが、
私が過去に見てきたいくつかの場面を想い起こさせました。

是非、ご一読を!! 

2018年11月12日月曜日

最終校正 完了!!

本日校正を完了して、出版社に送りました。

本日、最終校正完了して出版社に送りました。

何度も自分の文章をチェックしていくと、
前回修正したところを、もとに戻すように修正しているのではないか・・
等々と、正直なところ訳がわからなくなってきてた
状態にはまってしまいました。

今回は、文章そのものよりその大半は句読点の直しになりました。

初めて知ったことがあります。
人名に「氏」をつけるかどうかの判断基準です。

(新聞)記者ハンドブックによれば、
敬称をつけないのはスポーツ選手や芸能人、
そして歴史上の人物だそうです。

「歴史上の人物として定着したかはどうかは、
 没後30年をめどとする」

と記されていました。

松下幸之助を調べてみると1989没で、
来年が没後30年となり、
松下幸之助と表記しなければならないようです。

2018年11月7日水曜日

紅葉の閑谷学校

先週末、岡山県備前市の閑谷学校を訪れました。

1670年代に岡山藩主池田光政によって開設された
日本最古の庶民学校で、特別史跡に指定され、
講堂は国宝に指定されいます。

司馬遼太郎の峠」の主人公河合継之助が、
師と仰いだ備中松山藩の山田方谷も
ここで教えていたことがあったようです。




紅葉の真っ最中のベストタイミングでした。
「カキオコ」(牡蠣の入ったお好み焼き)を出店でいただきました。
牡蠣といい、お好み焼きといいい、
広島の名物を組み合わせたものを岡山で食するとは・・・

2018年11月5日月曜日

最終校正にとりかかります

第2校の修正原稿が、先週末に届きました。

修正箇所924ヶ所のうち99.5%
(句読点レベルの5カ所が未反映だったものの)が修正され、
また、レイアウト面での変更もきちんと
反映されたものが送られてきました。

自分でも見落としそうな924カ所の多くの修正点にもかかわらず、
よくぞここまで修正していただいたと、
編集者の技に感心するばかりでした。

12月上旬リリースに間に合うように、
最後まで気を緩めずに仕上げていきます。

2018年10月29日月曜日

「タンポポ会」入学40年記念イベント

2015年12月にもアップした大学時代の同窓会「タンポポ会」

大阪、岐阜、広島からも参じ総勢15人での
入学40年記念の「慶早戦応援」イベントに参加してきました。

秋季リーグの優勝をかけた第1戦、
学生時代の4年間一度も優勝できなかっただけに、
応援にも熱がはいりました。


得点の都度歌う「若き血」、早稲田が得点するたびに歌う「紺碧の空」
学生時代に戻ったようでした。そして試合は勝利。

試合終了後は、両校が校歌を歌い、エールを送りあう。
全力を尽くして戦いながらも、互いにリスペクトする。
伝統の継承に感動したのでした。

神宮球場をあとに、
おっさんがぞろぞろと青山通を歩いて
表参道のお店で旧交を温めたのでした。

渋谷駅から乗ったJRの中で、
ハロウィーンの化粧をしたを
何人か目撃することもできました。

楽しい東京ツアーでした。

2018年10月18日木曜日

「経営計画101」講演してきました

昨日大竹商工会議所主催で、
消費税アップの対策の一環として
表記の講演をしてきました。

冒頭に消費税率アップについて税務署担当者の説明、
その後に約1時間半お話しさせていただきました。

・なぜ経営計画は必要なのか?
・経営計画の本質は何か?
・経営計画の段階的な導入
・経営計画の超基本フォーム

について、事例等々を交えながら説明させていただきました。

カープのCSの初戦にもかかわらず、
また、長時間にもかかわらず、
熱心に耳を傾けていただきました。
ありがとうございました。

会議所の玄関には、
工場の夜景をクルージング船「銀河」で楽しむ企画や、
「おおたけバル」という街の飲食店の飲み歩き企画等々
http://www.otakecci.or.jp
の案内があり、積極的な活動がうかがえました。

大竹商工会議所の皆様、
いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

2018年10月16日火曜日

「経」 文字を調べてみると・・・

ひょんなことから「経」という文字を調べることがありました。

「経」の部首に当たるのは「糸」、つくりは「巠」(ケイ)です。
「巠」は、機織りの縦糸の形の意味を表す。

そして、「経」は「すじみちをたてておさめる」

と漢和辞典には記されていました。

経営とは「縦糸を通して営むこと」ということになります。

文字のなりたちには深いものがある、
そして経営という抽象的な概念に「経営」という文字をあてた人に、

感心したのでした。

2018年10月10日水曜日

2校目 完了!!

こんな感じで、進捗管理をしてきました。

















一つ章が終わる都度スタンプを押し・・・

原始的な、手書きの「見える可」管理ですが、
これが私には一番あっているようです。

そして昨夜、修正を入れた原稿を近所のポストに投函し完了!!

修正箇所は、前回の半分以下の924カ所。

修正の内容も、前回は数行の追加、削除、置き換え、移動と
てんやわんや状態、という感じでした。

今回は、一部の修正、そして句読点、てにおは程度の
軽微のものとなりました。

Completion!! ホッ・・




2018年10月9日火曜日

「権威に対する怖れを知ったとき、若者はもはや若者ではなくなるだろう。」メルマガ第108号  

本日、メールマガジンを配信しました。

前回に引き続き、北辰一刀流をひらいた
千葉周作を描いた「北斗の人」からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆
 
  権威に対する怖れを知ったとき、
  若者はもはや若者ではなくなるだろう。 

  「北斗の人」(松戸)

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是非、ご一読を!!

2018年9月27日木曜日

「人間世に立つのは努力と腕によってであろう」メルマガ第107号

本日、メールマガジンを配信しました。

北辰一刀流を興した千葉周作。
玄武館(千葉道場)は、門弟の数が5千を超える
江戸随一の名門といわれていました。

坂本竜馬が江戸で剣術修行したのも、
千葉周作の弟貞吉の道場でした。

今回は、千葉周作を描いた「北斗の人」からご紹介します。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆◆

 人間世に立つのは努力と腕によってであろう、
 それを、運や金主のあるなしに根拠づけるのは
 世にやぶれた敗者のたわごとだ

  「北斗の人」(上)(雪江)北辰一刀流

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!

2018年9月21日金曜日

やるぞ! 第2回校正

初校の原稿が訂正され、
第2回目の校正原稿が届きました。

沢山の箇所を丁寧に修正していただき、
編集者様には心より感謝です。

レイアウトイメージも、
より見やすく改善が織り込まれて
一歩一歩完成に近づいています。
今回の2回目の校正が実質的な部分を
左右する大切なところです。

10月10日の納期に向けて、頑張りま~す!!

2018年9月6日木曜日

「性格は変わらない、行動を変える」

「行動を明確にして」
「実行確認して」
「結果確認して、そして次の行動を明確に設定する」
「このプロセスをスピーディー回すだけ、
 何も悩むことはない・・・」

某社の社長の営業指導法。

「悩むよりも行動をスピーディーに起こせ!!」
という行動ベースの指導ものです。
全くその通りです。

それに対比されるのが、
「積極的に」
「より行動的に」等々と、
性格を矯正しようとする、性格ベースのものです。
いつまで経っても性格は変わらず
結局、ダメ社員の烙印を押さざる得なくなってしまいます。

部下指導で大切なのは、
「性格は変わらない、行動を変える」
という認識を持って臨むことです。

2018年9月3日月曜日

初校完了しました。

9月3日納期の初校、・・・・終了しました。

全247ページで、
「てにおは」レベルの修正を入れると、
ななんと1,867箇所、平均7.5箇所/ページになりました。

私設編集長のアドバイスをもらいながら
見直していきました。

第三者の目でみてもらうと、

オリジナル文書作成時に、
表現に難儀したところを
「文章がおかしい」と見事につかれます。

あっさりと「数行削除」のアドバイス。

考えに考えて、何度も書き直して、
なんとか表現できたと思っていたところなのに・・・
と未練を残しながらも削除してみると、
すっきり意図が通じる。

「一所懸命考えたところは削除しにくい」
ところを曇りのない第三者の目でのアドバイスです。

また、
この段落「よく意味がわからない・・・」
との痛い指摘も。

「なんで?そんなはずはない」
と思いつつも編集長の理解を確認してみると、
場面(前提)設定が甘く、いかようにも理解されてしまう、
というものでした。

まるで、
リーダーが背景や状況説明が不十分なままで指示を出し、
部下が趣旨とは違う動きをしてしまう。
という状態だったようです。

多くのアドバイスをもらって、何とか初校終了しました。
私設編集長に心より感謝いたします。
そして、2校、最終校正もよろしくお願いします。

また、出版社様におかれましては、多くの修正申し訳ありません。
よろしく、よろしくお願い申し上げます。

2018年8月30日木曜日

公式なアナウンスメントを!

「新しい顧客と取引が開始する」
「配送業者が変更になる」
「●●申請の提出期限が前倒しされる」
「Aさんが来月から長期休暇に入る」

等々のいろいろな情報が、
仕事をしながら、休み時間の会話等々で、
交わされいつの間にか、多くの社員が知っているというのが中小企業。

たとえ、知っているかもしれないけど、
「会社として公式にアナウンスメントする」
必要があります。

わざわざそんな形式ばったことを・・・
と言もわれるかもしれません。

しかしながら、
仕事や休み時間の合間の会話は、
噂話レベルものでしかありません。

・誤っていることもあります。
・ねじ曲がってしまっていることもあります。
・「俺は聞いていない」と
    臍を曲げる人がいるかもしれません。

これらで、業務につまらぬ支障がでたのでは、
本も子もありません。

公式なアナウンスメントと言っても、
朝礼でキチンと発表するだけです。
または社内メール・SNSで配信するだけです。
(SNSを社内の公式なツールとして使っているならばですが)

ただしい情報をきちんと伝える。
基本的な、会社の所作の一つです。

2018年8月23日木曜日

「Hard Head & Soft Heart」??

「Cool Head &Warm Heart」
(冷静な頭で、心は熱く(温かく))という
経済学者ケインズの師、アルフレッド・マーシャルの言葉
をもじって、

「Hard Head & Soft Heart」

と、変革に対して
「頭が固くて、心(意志)がフニャフニャ」で、
なかなか変革・変わっていかない状態を
表現してみました。

常に「Soft Head & Hard Heart」
「頭は柔らかく、心(意志)が固い」で
柔軟に変化していくことですね。

2018年8月20日月曜日

鋭意奮闘中

出版社に送ったオリジナル原稿、
何度も書き直したつもりでした。

校正を始めだすと、こんな感じになってしまっています。

編集者さんに、手間を取らせてしまうと申し訳なくおもいながら、
そして自分の文章力の無さに自己嫌悪に陥りながらも、
バサバサ修正を入れています。

2018年8月12日日曜日

校正 頑張ります!!

出版社から送られてきたスケジュール
3回の校正が組まれていました。

ということで、8月一杯は初校に取り組みます。


暑い夏を乗り越えなければ・・・

2018年8月7日火曜日

「名こそ惜しけれ」メルマガ第106号

今回は、茨城県古川市制40周年を記念して、
1990年12月1日「関東のこと」という演題でおこなわれた
講演会録からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆
  
   名こそ惜しけれ

  「司馬遼太郎全講演 4巻」(鎌倉武士と北条政子

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇

坂東武者の精神「名こそ惜しけれ」について書いています。
是非、ご一読を!!

2018年7月31日火曜日

「人間関係の問題」? その前に・・・

会社が成長するに従い、従業員が増え、
チームリーダーも増えてきた。

リーダーのやり方でチームは運営され、
チーム間には壁が生まれつつある。
また、メンバー同士では「(相性の)合う・合わない」
という問題が表面化し、生産性にも影響を及ぼしている。
この状態を、「人間関係」「個人の気質」に問題あり
と認識し、頭を抱える。

というケースです。

確かに「人間関係」等が仕事の生産性に
影響を及ぼすことは言うまでもありません。

しかしながら、
会社としてすべきことをしないで、
全てを人間関係・個人の気質の問題に
転嫁しようとする中小企業でよくあるケースです。

人間がかかわる以上、人間関係・気質の問題からは、
解放されることはありません。

会社としてすべきことを行っている
組織ではこの類のネガティブな論議は、
ほとんど耳にすることがありません。
また、きちんと実践をしていくと
耳にすることが少なくなってきます。

あたりまえに、会社のやるべきこととは、

・会社の価値感や行動規範、
・そして目的・目標を明確にする
・それらをトップ自ら率先して体現し、
・全員に求め、本気で取り組む

ということです。「組織を束ねる軸」です。

中小企業には、多くの中途採用社員がいます。
当然、以前勤務していた会社の
癖や行動パターンをもっています。
その癖や行動パターンを、
この軸をもとに自社色に染めていく必要があるのです。

やんちゃな子供を、躾けていくようなものです。

躾けもせずに、やんちゃな子供が増えてくると、
わがままも言いたい放題、
彼等を動かすに際しては、
機嫌を見ながら、顔色をみながら、恐る恐る・・
という状態に陥ってしまいます。

組織ではなくなってしまいます。
ただ、やんちゃ坊主が集まっている烏合の衆状態です。

人間関係・個人の気質に問題転嫁する前に、
組織の価値・規範・目的・目標を明確にし、
運営するという機能がどうなのか、
チェックしてみる必要があります。

2018年7月24日火曜日

「〇〇だから、仕方ない・・・」

何か事を起こそうとすると、
必ずと言っていいほど、
現状と軋轢が生まれます。

そこに2つのタイプがでてきます。

「〇〇(現状)だから、仕方ない」
「〇〇(現状)だけど、何とかしよう」

求められるのは後者のタイプです。
業務が改善されたり、
付加価値が向上する可能性を秘めています。

前者は、現状維持のまま。
現状を回すという意味では存在意義はあります。
ただ、「昇給無しも、仕方ない」
認識してもらうことが前提です。

2018年7月17日火曜日

給料やボーナスがあがらなくても優勝が欲しい

第86回ル・マン24時間耐久レースが6月16~17日に行われ、
トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)が念願の優勝を勝ち取りました。
それも1,2フィニッシュ!!

優勝後、開発チームのドキュメントがテレビ放映されていました。

2016年の2年前のレースで、
優勝を目前に残り6分というところで
リタイヤしを経験したエンジニアの

「給料やボーナスが上がらなくてもいい、優勝が欲しい」

という心からの願いが印象的でした。
願いというよりも、心からの叫びのようでした。

そして、休暇を取って現地で
自分の開発した車を見守るトヨタのエンジニア・・

1991年マツダ787Bが日本車で初めて総合優勝をしました。
当時私はマツダに勤務し、
「あ、また今年も参戦ね」という程度の興味でした。

その私でも、2日目の午後から始まったライブ放映に、
「えっ、トップ???、まさか優勝??」
から始まり、テレビにくぎ付け状態になりました。

刻々と迫りくるゴールの時間に、
あと1時間、止まるな! 
あと30分、止まらないでくれ~ 
あと5分、お願いだから・・・
と祈るような気持ちだったことを思い出しました。

2年前の悔しさを糧に、ただ優勝を目標に、
給与・ボーナスそっちのけ、
寝ても覚めても開発のことが
頭から離れなかったに違いないトヨタのエンジニアの
心境を察するに余りあるものがありました。

そして送られるチェッカーフラッグにスタンドで涙する姿に、
ついもらい泣きをしてしまいました。

まさに、
Good Job!      Great Job!!   Excellent Job!!! です。

「働き方改革」と言われるなか、
このトヨタのエンジニアのような、
働き甲斐、達成感、充実感という方向での
働き方改革は忘れてはならないものでしょう。

2018年7月14日土曜日

「主義をもって手をにぎらせるのではなく、  実利をもって握手させようというのである」メルマガ105号

今回も前回に引き続き、
「竜馬がゆく」より薩長同盟の場面からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆
  
 主義をもって手をにぎらせるのではなく、
 実利をもって握手させようというのである

  「竜馬がゆく 六巻」(三都往来

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇

是非、ご一読を!!

2018年7月10日火曜日

12月発行予定!

先日、出版社との打合せで
東京に日帰りで行ってきました。

「本年の12月初旬に発行」
という運びになりました。

8月盆明け1校
9月末に2校
そして⒑月中旬に最終校

1校正の盆までに、
原稿の数行のために神戸にも
足を運ばなければならずと・・・

暑い夏になりそうです。

2018年7月8日日曜日

ご心配かけました(広島豪雨災害)

先週末からの豪雨により
広島には甚大な被害が発生しました。

連日のニュース報道等を見て、
多くの方からライン・電話・FB・メール等々をいただきました。

7月6日(金)は、帰宅の際に、
草津道路が通行止めとなり迂回、渋滞に巻き込まれ、
7月7日(土)は、
顧問先付近の通行止め等で日程変更

という程度の影響でした。
また、4年前の豪雨時には停電があり、
懐中電灯、蝋燭を準備しましたが、
それを使うこともありませんでした。

ご心配、お気遣いいただきありがとうございました。

7月8日(日)17時現在、
小降りにはなりましたが、まだ降り続いております。
これ以上の被害が発生しないことを祈るばかりです。

今回、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、復旧作業等々に従事されている方々の安全、
一日も早い回復をお祈り申し上げます。

2018年7月3日火曜日

部門間の調整ができるようになった!?


「部門間で調整できていないんだから・・・」
と提出された計画をみて、肩を落とす経営幹部。

経営計画策定の一場面です。

例えば、
販売部門の計画では販売量100千個
製造部門では製造量95千個
という整合性がとれていない状態です。
在庫’0’とすれば、100千個販売しようにも
売るものが5千個不足するということになります。

このままでは経営計画として成り立ちません。
生産量上げて100千個にするか
販売量を下げて95千個にするか
と、これはこれで調整しなければなりません。

しかしながら私は、

「いやいや、むしろこれは喜ぶべきものです。
 以前と比べれば全然違う。
 部門間の調整の必要性がわかるまでに
 レベルアップした」

とコメントさせてもらいました。
というのは、以前は

販売からでてくるものは
「一生懸命活動量増やす」
「顧客満足度をあげる」

製造部門も同様に
「品質を高める」
「不良率を下げる」

と言う抽象的でアバウトなものでした。
これでは部門間の調整以前の問題です。
調整する必要性があるのかどうかもわからなければ、
調整しようにも何をどれぐらいす調整すればいいのか、
さっぱり分からないというものでした。

この茫漠としたレベルで、なんら疑問を持つこともなく
経営計画としてまとめられてきた
というのが今まででした。

それが今回、具体的な数字として部門から提出された。
調整すべきものがあることが明らかになった
という喜ぶべき課題発生なのです。

レベルアップしたからそこの課題発生です。

「全く違う世界に入った」と伝えても
まだピンとこないかもしれませんが、
この実感は「じわ~」と感じて
もらえるものとなるでしょう。

2018年6月26日火曜日

名著発見!「リーダーの基準」

久しぶりに名著に巡り合いました。

「リーダーの基準」清水勝彦著 日経BP社

という本です。

ラインマーカーが手放せない本でした。
「その通り、その通り」「そうなんよ」
とうなずきながら読みました。


AI(人口知能)やIoTの技術の進化で、
「あたりまえと考えていた常識が崩れ去る」と言われます。
そのなかで、

「そもそも『あたりまえ』とは何なのでしょうか?
 自分たちは何を持って『あたりまえ』と日常使っていたのかという、
 より根本的な問いかけをしたことがあるでしょうか?(中略)
 もう一度、きちんとリーダーの、
 そして経営の『あたりまえ』を考えてみませんか?」

と前書きから始まる本書。

ともすれば技術論や手法論に振り回されそうになるなか、
経営・リーダーの本質ついて語っています。

蔵書印を押して重要書籍として登録しました。

ご一読をお勧めします。







2018年6月19日火曜日

「大版サマリー」お役御免となりました

6月1日のブログで、原稿の9割完成とお伝えしました。

その後、気になるところを見直し書き直し、
「前書き」も作成しました。

ということで、
昨年8月に全体像を一覧するための大版サマリーを、
壁から降ろし、A4に小さくたたみ封筒に納め、お役御免とし、
約10ヶ月間無言のプレッシャーから解放されました。


2冊目を書き下ろした時と同様な感覚をもちました。
達成したという解放感、一方終わったという名残惜しさ
内容についての自信と、伝わるだろうかという不安感・・
複雑に入り混じった気持ちです。

ともあれ、一区切つきました。

2018年6月16日土曜日

「あたら愚人どもに・・・」メルマガ104号

本日メールマガジン第104号を配信しました。


今回は「竜馬がゆく」より、
薩長連合を坂本竜馬が西郷に説く場面からご紹介しています。

◇◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

   こういう複雑な問題は、
   あたら愚人どもに相談したりすると
   かえって事が複雑化し成る話もならぬことがある       

    「竜馬がゆく 六巻」(薩摩行

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆

是非。ご一読を!!

2018年6月12日火曜日

「幹部が育たない」と嘆く前に・・

「幹部が育たない。
 育っていないから、指示を出さざるを得ない。」
と嘆く経営者。

嘆く前に、当たり前のことができているかを
チェックする必要があります。

それは「共通の認識」と言われるものです。

どんな現象が発生しているのか(外部・内部問わず)?
どの程度ものなのか(頻度や影響度)?

と、まずは現状が共有できていることです。

そして、その現状に対して、
何らかの手をうつ(解決す)べきものなのか?
どのくらいのスピードで解決すべきか?

という問題化についての認識の共有化です。

この「共通の認識」、
まどろこしい面倒な部分ですが、
このプロセスを捨象しては幹部は育ちません。

これがないブラックボックス状態で、
「提案せよ!」と投げかけたところで、
いい提案がでようはずがありません。
幹部の潜在的な能力を押し込んで
蓋を閉めている状態になっているかもしれません。

育たないと嘆き指示を出す前に、
ひと手間かかる「共通認識」つくりです。

閉じ込められていた幹部の能力が
湧きでてくる可能性ありです。

2018年6月5日火曜日

社長がチェックして!

某社でのこと、
原価のコントロールが、かなかできない領域がありました。

社長が幹部を指導しているものの、常に予算を上回る。
「予算自体が無理なのでは??」と論議されたこともありました。

「社長自らがチェックするようにしてください」

とアドバイスし、社長が腰をあげてくれました。

その1月後、予算枠に収まったとの報告がありました。
その後もきちんと収まり続けるようになりました。

社長曰く
「一体何だったんでしょう?」

今まで、部下にいろいろと指導してきたにもかかわらず、
社長が直接かかわるだけで簡単に実行できてしまったことを、
不思議がられている様子でした。

「そんなもんでしょう」

同じチェックをしているようでも、
その厳しさが違う、レベルが違う、
コミットメントの強さが違う、
ことをお話ししました。

「重要課題の一つなので、
 当面社長自らやり続けてくださいね」

「わかりました。こんな簡単なことで改善できるならば」

と部下に任せるのは、
予算通りコントロールが常態になった後にしたのでした。

2018年6月1日金曜日

原稿9割方完成!!

2017年01月から着手し始めた原稿、
先日、9割方完成しました。

1)ラフ原稿の作成
2)ラフ原稿のレビュー
3)全体像確認のためのカード化
4)本原稿の作成
5)本原稿の見直し1回目
6)本原稿の見直し2回目

と管理表に記載しながら、
ステップを進めていきました。

「前書き」「あとがき」と
一部、内容的に再度レヴューを残すのみ。
A4で136ページ、1.5センチになりました。
気分的には、峠を越えたという感じでです。
あと1~2週間で完了させたいと思っています。


2018年5月31日木曜日

個別相談会が・・・

某銀行から紹介を受け
個別相談会に企業訪問をした時のことです。

駐車場に車を止めて会社に向かおうとすると、
銀行の担当が駆け寄ってきました。
「あの~、実は・・・」

日時でも間違えていたのか・・・
先方企業に由々しき重大問題でも発生・・

何らかのトラブルが発生したことには間違いない様子。

「役員2~3人との経営相談の予定が、
 幹部社員以上、十数人が勢ぞろいしている」

とのことでした。
経営相談会というよりも、研修会?講演会?

「前日訪問して、趣旨を確認していたのに」
と銀行の支店担当者も、困った様子。

今までいろいろなトラブルは経験してきましたが、
このパターンのトラブルは初めてでした。

なんらかの手違いはあったにせよ、
幹部全員が時間をやりくりして集まってくれたのだから・・・

「わかった、何とかする。」

と、幹部社員に講演をした後個別相談に、急遽変更。

即席の講演会の準備開始です。

「プロジェクターは?」
「ありません」
「車の中にあるから・・・」

「映し出せる壁は?」
「適当な壁がありません」
「模造紙あるから、それを2,3枚くっつけて窓に貼って」

と銀行の担当者にお手伝いしてもらい、
私はPCの中から過去の講演スライド探す、

10分くらいで設営を完了することができました。

即席ではあったものの、
講演後の幹部者社員の質疑応答等々に手ごたえを感じ、
役員方々からも、ご評価いただけました。

個別相談を終え、
「このパターン、もう勘弁ね」
と銀行の担当者と胸をなでおろし別れたのでした。

2018年5月5日土曜日

「2ほどの真空に、無数の人が気楽に入ってきた」メルマガ103号

1972年1月31日 横須賀の防衛大学校でおこなわれた
「明治の日本人」という講演で、

陸軍総司令官の大山巌も、連合艦隊長官の東郷平八郎も、
当時の薩摩人はなにがしかの影響を西郷から受けていたと。

その西郷について、自分の想像だと前置きして
司馬さんが語る場面をからご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

       2ほどの真空に、無数の人が気楽に入ってきた

  「司馬遼太郎全講演1」(薩摩人の日露戦争

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ご興味のある方は、是非ご一読を!!

2018年5月4日金曜日

メルマガ100号祝い

2009年11月15日に創刊し、
毎月1回発行してきた「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」も
2018年02月09日に100号を迎えることができました。

遅ればせながら、GWを利用して身内で
記念食事会をおこうことができました。

広島を一望しながら、美味しくいただきました。

100万ドルには、少し及ばない80万ドルの夜景だそうです。


2018年4月17日火曜日

「穏やかな一日でした・・」??

ある日報、

「今日は、来店も落ち着いていて、穏やかな一日でした」

という記載がありました。
どんな様子だったのかを確認してみると、

「来店数が少なく、暇でした」

という内容。

日報を書いた人の文才には関心するものの、
決して、穏やかな訳がありません。

いずれにしても、
形容詞の多い抽象論ではなく

「目標来店数〇〇に対して、△△人(□□%)以上」

と、きちんと数字で・・・

2018年4月10日火曜日

「大衆は明晰よりも温情を愛し、・・・」メルマガ102号

本日、メールマガジンを配信しました。

前回に引き続き小説翔ぶが如く」のなかで
「西郷どん」が唱える征韓論に揺れ動く明治政府が
描かれている場面から紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

大衆は明晰よりも温情を愛し、
拒否よりも陽気で放漫な大きさを好み、
正論より悲壮にあこがれる。

  「翔ぶが如く」(2巻 秋の霜

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是非、ご一読を!!

2018年4月4日水曜日

伝言ゲーム

先日某社の幹部研修会に、
オブザーバーとして参加してきました。

社長が講師をされ、連続ものの有意義な研修会で、
毎回参加するのを楽しみにしています。

その中で実施されたのが、10人での伝言ゲームでした。

流された伝言メッセージは
「今週水曜日の◎商品と来週の金曜日の◇商品が、
          変更になることをお伝えください」
でした。
     今週水曜   来週金曜
変更前    ◎       ◇
変更後   変更     変更

今週の水曜日も来週の金曜日も商品が変更になる。
どう変更になるかは特定されていない、という内容。

ところが、最後の人が白板に書いた内容は
「今週  の◎商品来週  の◇商品
           変ることをお伝えください」
というものでした。

白板に書かれた文言だけ読むと、
     今週   来週
変更前   ◎    ◇
変更後   ◇   ?
ともとれます。

     今週   来週
変更前   ◎    ◇
変更後   ?   ◎
とも、とれるかもしれません。

伝言した10人全員に、どう理解したか確認したところ、
10人とも
     今週   来週
変更前   ◎    ◇
変更後   ◇   ◎
と理解していたのでした。

正しく伝わったのは「0人」「0/10」

恐ろしや、コミュニケーション。

One Way(一方通行:「ハイハイ」と聞くだけ)ではなく、
Two Way(両方通行:聞き返し確認する)。
復唱する。
言葉だけでなく、絵にしたり図にしたりする。

いろいろな手段を駆使しないと
なかなか正しく伝わらないようです。

2018年3月29日木曜日

「行動目標には全体観を!」

「毎日〇〇を△△件」
「毎月××を□□個」
と行動目標を立てて、取り組むことがあります。

行動目標には、行動の密度をコントロールできる効用があります。

しかしながら時折あるのは、
「ところで、『毎日〇〇を△△件』するといつ達成する(終わる)?」
と質問したときに、回答がでてこないことがあります。

全体観が欠如しているなかで、行動目標に取り組んでいるケースです。

全体で10個あるなかの毎日3個なのか、
全体で1万個あるなかの毎日3個なのか?

前者ならば3日で終わりますが、
後者ならば9年かかります。

あなたが取り組んでいる行動目標、
あなたが部下に取り組まさせている行動目標、
全体観を持っていますか?持たせていますか?

2018年3月27日火曜日

「相手の出方見て・・・」

業績を大きく左右する可能性のある事案。
その事案の発生について報告され、
役員間で共通認識がもたれました。

「ということで、
 先方が、どう言ってくるかを待って対応策を考えましょう」

という結論になりそうな、雰囲気。

「ちょっと待った!!
 もし、先方が〇〇(最悪のケース)と言ってきたら、どうするんですか?」

「それは、大変なことになります」

「そう、大変なことになりますよね。
 でも、先方の出方待つんですよね?」

「・・・・」

「待ってては『ダメ』です。」

先方がどんな出方をしてきても、
対応できるならば、それだけの力が当方にあるならば、
待つ意味はあるかもしれません。

しかしながらそうでない場合、
無駄骨になるかもしれませんが
こちらから動く必要があります。

先方の出方として考えられる選択肢は4つでした。
実際に検討していくと、概ねこんなところです。
無数にはありません。
片手、おおくても両手があれば足りるものです。

当社の有利に働くものもあれば、
大問題が発生するものもありました。

先方の言ってくる内容が
最悪のものとならないように、
そして有利なものとなるように、
事前に働きかける行動を行うことにしたのでした。

「待って手をうつ」のは強者がすることです。
弱者は「自ら働きかける」ことしかありません。
弱者が強者の振る舞いをしていては・・・

2018年3月23日金曜日

「承認しておいて・・・」

社長に室に入っていくと、
幹部社員が社長にお小言をもらっている最中。

終わるのを待ちながら聞いていると、
成果の芳しくなかったあるプロジェクトについて
「あれはないわ・・・」
「期待はずれだったわ・・」
との社長の声

「以降、再度頑張ってみます」
と、幹部社員がうなだれて社長室を退出しました。

退出間際の幹部社員に、
「内容はよくわからんけど、計画見せてなかったの?」
と聞いてみると。
「計画は承認をもらたんですけど・・・」
とのことでした。

「先ほどは、失礼しました。
 (前述の)プロジェクトが・・・」
と社長が挨拶され、私との面談開始。

(途中省略します)

「幹部社員は、『計画は承認してもらった』と言ってましたが」
との質問に、
「忙しくて、細かなところまでは・・・」と社長。

「計画承認しておいて、社長、そりゃありませんぜ!!」

「計画の承認の意味」について、社長と小一時間話したのでした。

メクラ判で捺印し承認した計画が、
失敗に終わり成果が上がらなかったとき、
あなたは、部下にどう接していますか?

2018年3月20日火曜日

「尊大は赤誠といわれる・・」メルマガ101号

本日、メールマガジンを配信しました。
「西郷どん」を描いた小説「翔ぶが如く」からご紹介しています。

西郷の唱える征韓論に明治政府は揺れていました。
維新の志士の上に公家の一人、
岩倉具視が右大臣として位置していました。
方向の定まらない状況の中の岩倉の
イライラ感を描いた場面からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

「尊大は赤誠(セキセイ)といわれる。
 赤誠はじつは太政官の倉にも庭にも山積するほどあるのじゃ。
 赤誠がござるというのはキンタマがござるというのと同じで、
 そんなものを何万個積みあげても、どうにもならぬ」

  「翔ぶが如く」(2巻 秋の霜

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是非、ご一読を!!

2018年3月4日日曜日

聞きなれぬ言葉「形而上・形而下」

本を読んでいると時々目にする
「形而上」「形而下」という言葉。

国語辞典で調べてみると

「形而上」
 はっきりした形が無く、
 感覚の働きによってはその存在を知ることができないもの。

「形而下」
 はっきりした形があって、
 感覚の働きによってその存在を知ることができるもの。

と説明されていました。

要するに、
見ることも、聞くことも、触ることも、匂うことも、味わうことも
5感覚では認識できない存在です。

中国の古典 易経の「形而上者謂之道、形而下者謂之器」
(形而上なるものこれを道といい、形而下なるものこれを器という)
からの言葉のようです。

ついつい、形而下のものが気になりますが、
大切なのは形而上の部分のようです。

2018年2月24日土曜日

福山での講演 時々あるんですよね~

02月23日に福山で講演してきました。

広銀さんのお客様に
「ホントの経営101 Talk About Brand」
というテーマで小一時間話しました。

その中で、司馬さんの「菜の花の沖」の
高田屋嘉兵衛のことを少し話しました。

講演後の会食で、名刺交換をしたなかに
「実は、今日の高田屋の・・」
と高田屋嘉兵衛の末裔の方がいらっしゃいました。

驚きました。

前にもありました。
拙書「『坂の上の雲』に学ぶ中小企業経営力」
の講演の時も・・・

これもまた、
いろいろなところで講演をさせていただく楽しみの一つです。

ありがとうございました。

2018年2月9日金曜日

「着実なる実務の積みかさね以外に方法はない」メルマガ第100号

2009年11月15日に創刊した本メルマガも
お陰様で100号を迎えることができました。

今までの皆様のご支援に心より感謝申し上げます。

大河ドラマ「西郷どん」にちなみ、
西郷を描いた翔ぶが如くからご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

  建国の大業は、議論弁舌でもゆかぬ。
  やりくり算段でもゆかぬ。虚喝でも不可。
  まして権謀術数ではどうにもならず、
  着実なる実務の積みかさね以外に方法はない 

  「翔ぶが如く」(1巻 鍛冶橋

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是非、ご一読を!!

2018年1月26日金曜日

「〇〇でNo.1になるには・・・」

「〇〇で世界1に・・」
「△△で日本1に・・」
「◇◇で地域1に・・」

と、将来の夢や、会社のビジョンが語られることがあります。
これらの目標をもって進むことは大切なことです。

「是非、大きな夢や、目標をもってください」
とアドバイスするときは、

「〇〇で世界1に・・」と言うなら
「『〇〇で世界1に・・』と、
 世界で1番に強く思い、世界で一番の努力をすること」

「△△で日本1に・・」と言うなら
「『△△で日本1に・・』と、 
 日本で1番に強く思い、日本で一番の努力をすること」

と、併せて付け加えています。

2018年1月15日月曜日

「価格っていうのは・・」

ある会社でのこと。

「そうなんだ、価格提示したんだ。納品頻度はどれくらい?」
「?」

「決済条件は?」
「?」

「有効期限は?」
「?」

価格提示した後に、
納品頻度、決済条件・・・等々を決める
というケースにでくわしたのは、一度や二度ではありません。

これは完全に価格についての認識が誤っています。

正しい認識は、

「いろいろな条件を前提にした上で、
 はじめて価格が設定できる」

というものです。

前提条件なしの誤った認識で価格提示してしまうと、
価格交渉もあったものではありません。
値切り倒されるだけです。

価格提示をする際に、
自社ではどのような前提条件の項目を
設定することになっているのか確認してみてください。
もし、不明確ならば前提条件の項目を検討が必要です。

2018年1月7日日曜日

「私心をのぞいて大事をなす」メルマガ第99号

本日、メールマガジン第99号を配信しました

今年の大河ドラマは林真理子さん原作の「西郷(せご)どん」。
司馬さんの西郷を描いた「翔ぶが如く」は、
1990年(平成2年)に西田敏行さん主演で放映されていたようです。

今回の珠玉の言葉は、
司馬さんの「龍馬がゆく」の西郷評の中からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

   私心をのぞいて大事をなす

   「竜馬がゆく」(5巻 変転

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是非、ご一読を!!

2018年1月1日月曜日

あけましておめでとうございます


昨年はクラアントの、
経営改革のV字回復に喜び、
初出店の想定を超える好発進に拍手し、
加速されていく社内変化に声援を送り、
ビジョンの設定に頭を悩め、
働き方改革や仕組みの定着には粘り強く、
そして、お招きいただいたイベントでは楽しい時間をと。


昨年より再始動した史跡探訪では
下関、周南、中津、天草、熊本と巡り、
仕事の合間を見つけての出筆も
ラフ原稿を1月~8月に書き下すことができました。

充実した年を過ごさせていただきました
多くの方々にお世話になり、心より感謝いたします。

本年も、創業趣旨をブラすことなく
クライアントの企業固有の価値をより鮮やかにすべく、
精一杯お手伝いしてまいります。

よろしくお願い申し上げます。

2月にはメールマガジン
「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」の第100号の配信、
書き下ろしたラフ原稿も年内には形へと!

乞うご期待ください。

2018年 元旦