2009年12月25日金曜日

某社社員手帳の完成

昨日、某社より「手帳が完成した」との連絡があり、受け取りにいきました。

毎年社員に配布する社員手帳を見直す・・・ということでお手伝いしました。

単に年度の手帳を見直すというだけの話ではなく、
経営の根幹である、企業理念・行動指針等々を整合させていくという大切な位置づけのものでした。

多くの会社に、理念・行動指針・そして日常の行動規範があります。しかしながら、それらが
有機的に結合しているというのは、極めて少ないように思います。
経営理念があり、それを支えるために行動指針があり、そしてその行動指針を具体化したものが
毎日の行動に落とし込まれる・・・・という関連性が欠落しているのがそのほとんどです。

今回のプロジェクトは、この関連性を明らかにし、有機的に結びつけるというものでした。
まるで、何度も繰り返し、繰り返しプトジェクトのメンバーとパズルを解いているような感じでした。
メンバーの献身的な努力の甲斐あり、なんとかまとめることができました。
そして年末の忙しい納期にもかかわらず、印刷会社の方にも迅速な対応をしていただき完成に
こぎつけました。

その手帳を受け取りに行きました。赤の皮のおしゃれな手帳でした。

大切ななのは、これから、この手帳に整理された内容に基づいて行動していくことです。
社長には、手帳に活用についてレポートをお渡ししまし、会津の「什の掟」の話も伝えました。

参考までに、「什の掟」をご紹介します。
「国家の品格」という本の中でも、この掟については触れられていました。

===================================

白虎隊で有名な会津では、10歳にもならない頃から「什の掟」というチェックリストをもとに。
毎日正しい行動ができたか? を確認していたそうです。

その掟とは

*******************

一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言を言ふことはなりませぬ
四、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五、弱いものをいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです。

********************

というものです。

座長(参会者のうち最年長者)が1つ1つ読み上げると、
座員はその都度「ハイ」、「ハイ」と頭を下げて拝聴します。

「お話」がすむと、座長は厳かに座中を見渡して
「何か言うことはありませんか。」と言って、
昨日から今日までの間に、「お話」に違反したものの有無を問いただします。

その時もし違反したものがあると、座長はその違反者を座の中央に呼び出して、
その事実の有無をたずねます。
もし事実であると、どんな制裁を加えるかを談して、適切な制裁を加えるました。

制裁には、「無念でありました」と言ってお辞儀をしながら心から詫びるという 「無念」からはじまり、
「しっぺい」(掌と甲の2種類)、「絶好」、「手炙り」、「雪埋め」があったそうです。

====================================

というのは「什の掟」の話です。こうやって、会津では子供にきちんと躾けてきたのでしょう。
社員教育も同じ、読めばわかる、教えればできる・・・というのは、片手落ちです。
何度も、実践行動の中から、繰り返し「振り返り」を行うことによって育成していくしかありません。

人間の育成=(正しい方向)×(振り返り頻度)

という方程式があるのかも知れません。

また、私の宝ものがひとつ増えました。大切にさせていただきます。
関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。

さあ、残りの大掃除をしようっと。

2009年12月20日日曜日

松山旅行記完成しました。

週末に、パソコンに向かって奮闘努力し、やっと松山旅行記を完成しました。
項目としては、

  ・ 「坂の上の雲」ミュージアム
  ・ 北予中学校・明教館・お囲い池
  ・ 秋山好古・真之像
  ・ 三津浜港
  ・ 子規庵、子規旧邸宅跡
  ・ とぎや旅館・第52銀行跡・愚陀庵
  ・ 秋山好古墓、ロシア人墓地、石手寺
  ・ 松山城、松山城から見る「坂の上の雲」

です、お時間のある時に眺めてみてください。
松山城からの雲をみて、好古も真之も子規も眺めていたのかな・・・思いを巡らしました。

メルマガも来年1月号の出筆をほぼ完了し、文字等の校正・発信登録までこぎつけたし、
年明けの講演会もレジメ等の準備も週末で片付きました。

仕事の進んだ週末でした。

2009年12月15日火曜日

松山旅行記一部アップしました

12月5、6日と松山に行ってきました。
やっとその一部をホームページに掲載しましたので、
見てみてやってください。 坂の上の雲旅行はここをクリック。

残りは、今週末に完成させる予定です。
その残りの部分に書いているのですが、お伝えしたくて・・・
旅行記にアップする前にこの部分について、このダイアリーに掲載します。

************************

松山の人

ガイドマップを参考に、子規の誕生の地を探し始めた。
なかなか見つからない。

消防団のおじさんなら知っているだろうと聞いてみたものの
「いや~、この辺には・・・、聞いたことないですね・・」

地図のポイントあたりを何度も行ったり来たりを繰り返し・・諦めることにし
次のサイトに向かうことにした。

さっきの消防団のおじさんにすれ違った
「見つかりませんでしたわ・・・」
と挨拶して・・・・

片道2車線の大きな通りを渡って、100メートルも歩いただろうか・・・
その消防団のおじさんが追いかけてきた。

「ありゃあ、地図が違うで、子規の誕生の場所はな・・・」
と教えてくれた。

信じられない親切・・・、今時、わざわざ、追いかけて教えてくれる???

実は、挨拶した時、おじさんが電話しているのを見てその予感が私にはあった。

というのは、今年の8月にも松山に来た時、「坂の上の雲」ミュージアムの付近に
車を止めて、自転車に乗っている若い女性に、ミュージアムの方向を教えてもらった。
その時も、1ブロック以上歩いているにもかかわらず、追いかけてきてくれて、
丁寧に教えてくれた。

このときも、「信じられない、何と親切な・・・」と驚いたことを鮮明に記憶していた。

2度も・・・、無茶苦茶親切!!

伊予・松山の人の親切心に感動した。
いろいろとお世話になりました。
消防団のおじさん、自転車の女性の方、お名前も住所もわかりません。
この場を借りて、お礼申し上げます。有難うございました。

******************************

というのが旅の一部でした。

2009年12月11日金曜日

不思議な日・・・

前にも一度、このダイアリーで7月25日に書いたことがあります。
一日に、このホームページのことについて、3人の方からたて続けにメール・電話で
コメントいただいたと・・・

今日も、同じように、3人の方から、たて続けに拙書「『坂の上の雲』に学ぶ中小企業経営力」
について、電話・メールでコメントを頂戴しました。

本人は、中小企業の経営に携わってきて、その経験の中から役立てば・・・と
思い本書を書きました。

ところが、本日メールが入ってきて、
某大手造船会社では、常務から、次期中期経営計画に関連し
事業戦略の構築の参考になるので、ビジネス・ユニット長に配布しようということになったとのこと、

また、過日は、某鉄鋼大手の支店長は管理者への必読書として配布してくださったり、
某地銀行の専務は2度も読み返していただいたり・・・

必ずしも中小企業だけでなく大手企業にも役立つのかな・・・
ちょっと、本人も驚いています。

タイトルを「中小企業経営力」を、中小企業をとって、「『坂の上の雲』に学ぶ経営力」
にすればよかったかな・・・と友達と冗談を交わしました。

電話では、自動車ディーラーの社長から、
「本の感想まだ送れんわ・・・」

理由は、

「何回も読んどる。
 実際に(本の考え方を)活用しよるから、
 なかなか読み終わらん。
 使えるで・・・この本」

とのこと・・・(涙!!)  (読後感はここを、クリック

私の本書に込めた思いは少しは、届いているみたい。

50歳を過ぎたおっさんの私には、サンタさんは来ないと思うけど、
素晴らしいクリスマスプレゼントを、一足早く頂いたように思いました。

2009年12月7日月曜日

メルマガ2号リリース

本日メルマガ2号を発行しました。

何人かの方から、メールを頂戴しました。
そのうちの1つ・・・

「創刊号の「組織」の話では、私の部署がミニ親方の集まりで

 組織力がないことを知ってて書いてる??? 
 と思ってしまった程です。
 又、今回号では、ブランドとか顧客満足とかを

 深く理解しないまま軽々しく口にしている
 私らの自己満足・慢心への警鐘みたいなものを
 感じた次第です。毎回、私の所の若い衆にも転送し
 話ネタにしています・・・」

有難うございました。どんどん職場での話しネタにしてください。
私のメルマガを通して、経営に関して少しでも

その本質を考えていただける機会を
皆様に提供できたら発行者として本望です。

2009年12月3日木曜日

「見当識」が

「前月のイベントの報告からお願いします・・・」と社長の挨拶から始まった。

某社の会議。この会議を始めて3回目(3ヶ月)が経過する。
毎回確実に内容がレベルアップしている。

参加者の皆さんの発言のベクトルも1つの方向を向いているように感じる。
参加者のそれぞれが、それぞれの役割、立場からアイデアを出す。
そして、それらが重なっていく、深まっていく・・・・

以前、「見当識」という言葉を、あるお医者さんに教えてもらったことがある。
見当識というのは、自分の置かれている状況を正確に認識することで、
気がおかしくなるというのは、この機能が正常に働かなくなるということのようである。
要するに「私は誰? ここはどこ?」という状態になってということのようだ。

・自分の部門のことは置いて、他の部門のことばかり・・・
・自分の意見を言わずに、人の意見の批判ばかり・・・
・部門の責任者でありながら、部門の状況ではなく、自分の仕事についてばかり・・・

これらは全て「見当識」が狂っていることに該当するのではないだろうか。

本日の会議は、一人一人が見当識をきちんと持って取り組まれていた、
非常に建設的な会議でした。

面白いアイデア、いい提案が多く、正直どれから取り組もうか・・・
という嬉しい悲鳴を社長とあげることになるだろう。

2009年12月2日水曜日

ゆめぴりか

昨日、以前の札幌の同僚と1年ぶりで会った。
興味深い話を聞かせてもらった。

なかなか北海道ではいい米が育たない・・・
なんとかコシヒカリを凌ぐ米を作りたい・・・

ということから、北海道の念願をかなえる米が開発された。
それが、「ゆめぴりか」というブランド米
『夢』とアイヌ語で美しいを意味する『ピリカ』を組み合わせた名前。

その「ゆめぴりか」の名称はを冠するためは、

低いほどうま味が増すタンパク質含有率を6.8%以下に
抑える独自基準に合格しなければならない。

天候が良かった昨年の試験栽培では、ほぼ全量が基準に合格した。
しかしながら、冷夏による不作で6.8%以下に

届かないコメが8割近くを占めた。

北連の下した決断は、「基準変更は行わない」であった。
三越札幌店、大丸札幌店等で「ゆめぴりか」関係の

イベント等に影響を与えた。

という話であった。

北連は、いろいろな悩んだのではないかと想像する。
農家からの突き上げ、販売先からは矢のような催促・・・

ブランドを維持していくにあたって、いろいろな問題が発生する。
こと、農産物なら天候に左右される・・・

もし、不作という理由で基準変更を行ったらどうだろう、
確かに、農家・販売先からは喜ばれるだろう。

しかしながら、今まで「ゆめぴりか」という一所懸命

つくりあげたブランドは、毀損されてしまう。

そして、そのブランドは立ち直れないかもしれない、
立ち直れても相当の時間・コストがかかってしまう。

「信頼を築くのは時間がかかる、しかしながらそれは一瞬で壊れる」
とよく言われる。まさにこれと同じである。

北連の判断は、「ブランド価値」というのをきちんと

認識した判断ではないだろうか・・・

確かに、ことしは天候の関係でいろいろな関係者に

迷惑をかけることになっただろう。

しかしながら、数年経って必ず、
この判断の正しさが、語られるだろうと思う。

2009年11月29日日曜日

メルマガ第2号やっと完成 12月7日配信予定 乞う期待!!

週末、12月7日配信予定のメルマガ第2号を書き上げようと格闘していました。

テーマは決まったけど、なかなか纏まりません。
あれも書きたい、これも書きたい・・・





写真の通り5回も書き直し。それでもすっきりしない・・・・
最後は、原稿用紙に書きたいことを書き出し、
切り貼りをしながら、整理をしました。

結局、第1回目で書いていた、内容の半分は、削除ということになりました。

「どうも、すっきりしない」という時には、
あれやこれや、と枝葉が多くなっていたりしているものです。

残念だけど、 少しもったいないけど、
枝葉にあたるであろう部分をバサバサ切ってみる、
そしてその幹を見えるようにする。

という作業が必要のようです。

何か経営と通じるものがあるように思いました。

本日午前中に、配信の時間設定をし完成し、
夜の、「坂の上の雲」の第1回目の放送を、
すっきりとした気分で楽しむことができました。

閉塞感がある現況に、秋山兄弟・子規の姿に爽やかさ
を感じながら、見入っていました。

2009年11月27日金曜日

同窓会??

おもしろい集まりでした。

私とA氏とは、大学時代のクラスメート。
私とB氏とは、元職の同期入社。
そしてA氏とB氏は、予備校時代のクラスメート。
それに、C氏は、B氏の大学時代のアパートの同居人。
4人に共通して言えるのは、同じ大学の同窓生で卒業年度も同じ。

不思議な同窓会でした。

A氏は自動車会社、B氏は銀行、C氏は電気メーカー。
新聞記事で読んでいるものの、その業界での見方では・・・
という話題も中には。

三人ともその会社の頭脳にあたる中枢部(いわゆる参謀本部)
を経験しています。会社全体を見渡してという視点からいろいろな話ができました。

「いい仕事しているみたい・・・」

多くの大企業は、経営企画というような名称で、参謀本部を組織化しています。
中小企業にはなかなか、組織自体をつくれないというのは実情でしょう。

彼等の活躍ぶりを聞きながら、
中小企業の経営参謀として、頑張らなくては・・・
と決意を新たにした集まりでした。楽しかったです。

有難う。

またやりましょう。

2009年11月26日木曜日

上手くいかないからこそ、だからプランを立てる

昨日、某公的機関主催の経営相談会に行ってきました。

ある事業を開始して、1年4ヶ月が経過しようとしていました。
当初の事業プランを見ると、きちんとした立派なものでした。

相談の内容は、生産品質の問題、生産体制の問題、販売のあり方、
次への設備投資と多岐にわたっていました。

要約すれば、当初の事業プランと、いろいろな面で乖離してきている・・・
やってみて、予定通り進まない・・・・
いろいろな問題が噴出して、どうしたらいいのか・・・

という内容のものでした。

「だからこそ、事業プランを修正する。」

計画と現実の乖離をきちんと把握する。具体的に数字で表してみる。
人間だれしも、上手くいかないことには、目を背けたくなるものです。
現実をきちんと直視する。

ここからすべて始まります。
その過程の中で、全体観・大局を見ることができ、
何に重点な課題として取り組まないといけないのか?
ということがはっきりしてきます。

また、その過程において、「ここはこうしよう・・」という具体的な
アイデアも出てきます。

問題は、「計画通り行かない」ことではなくて、
「計画を修正しないこと」なのです。計画を修正しないということは
放置していると言われても仕方ありません。

新しいことに挑戦するということは、いろいろなトラブル、問題が出てきて当然のこと。
神様でない限り、全てを予見するのは難しい。
現実を認識し、その問題をどうクリアしてくか、をきちんと表現する手段が
計画の修正に他なりません。

某銀行主催で、拙書「『坂の上の雲』に学ぶ中小企業経営力」の
講演会が決まりました。

その打ち合わせの中で、支店長が、本書の計画の重要性あたりが
ポイントですね・・・とおっしゃていたことを思い出しました。
多分、今の状況の中、上手く行かないことはわかっている。
だから、今後どのように取り組むかを、計画として見せてくれ・・・
というメッセージではないかと推察しました。

新たなこと、はじめてやること、問題が出てきて当たり前。
だからこそ、現実を見据えて、今後どうするかをきちんと
計画を立てることが大切・・・

2009年11月19日木曜日

事業仕分け

事業仕分け

国家予算の3兆円削減を目標に、新たな形を導入して取り組んでいる。

賛否両論が入り乱れている。

結果の削減金額、公開論議の手法について、いろいろな意見が評論されている。
ちょっと、ピンとがずれていない・・・・??

企業に置き換えれば、

①まずは、将来戦略をどのような方向にもっていくか?
 という軸を明確にすることによって、重点配分・削減配分部分を明らかにする

②それを受けて、各機能において、戦略にマッチした目的を明らかにする

③目的を具体化した目標を設定し

④その目標に向けた効率的な活動を実施する

というものである。

このフレームから考えたときに、

まずは、①の将来戦略は明確になっているの?という疑問がわく。
国家戦略局という部隊が設置されたが、その戦略は現在ワーキング中・・・
その意味では、重点配分等の概念は無いのではないか・・・

そして、そもそも目的・目標を明確に設定してやってきた事業だったのだろうか・・・

上記の①~③が極めて怪しい。
④の事業ありきで、効率性の視点だけでの仕分けの傾向があるように感じる。

戦略立案等のトップリーダーの役割が機能を放置して、
管理者の部門運営の効率化のレヴューを行っているようにしか見えない。

ただ、④の効率化だけでも、行政に一石を投じることができるならば、
少しは改善するのであろう。

しかしながら、企業経営で、この調子では、間違いなく、競合に負けていく。
国家運営の形・システムに改善の余地大いにあり。

というところだろう。

2009年11月17日火曜日

同窓会??

おもしろい集まりでした。

私とA氏とは、大学時代のクラスメート。
私とB氏とは、元職の同期入社。
そしてA氏とB氏は、予備校時代のクラスメート。
それに、C氏は、B氏の大学時代のアパートの同居人。
4人に共通して言えるのは、同じ大学の同窓生で卒業年度も同じ。

不思議な同窓会でした。

A氏は自動車会社、B氏は銀行、C氏は電気メーカー。
新聞記事で読んでいるものの、その業界での見方では・・・
という話題も中には。

三人ともその会社の頭脳にあたる中枢部(いわゆる参謀本部)
を経験しています。会社全体を見渡してという視点からいろいろな話ができました。

「いい仕事しているみたい・・・」

多くの大企業は、経営企画というような名称で、

参謀本部を組織化しています。
中小企業にはなかなか、組織自体をつくれないというのは実情でしょう。

彼等の活躍ぶりを聞きながら、
中小企業の経営参謀として、頑張らなくては・・・
と決意を新たにした集まりでした。楽しかったです。

有難う。。

またやりましょう

2009年11月15日日曜日

メールマガジン創刊しました

本日は記念すべき、メールマガジンの創刊日です。

以前勤務していた会社でもメールマガジンは発行していましたが、
自分自身が登録して、発行手続きして、発行操作して・・・・というのは
私にとっては、何しろはじめての試みです。

ちゃんと、発信できているかな?
配信時刻に、チェック!!

無事発信できていました。(ほっ!!)

同時に改善点も幾つか見つかりました。

私の「P7」の中のPの1つの
「Progress」をもとに、継続的改善を行っていきます。

ご登録いただいて皆様、有難うございます。
そして、末長く、お付き合いください。

11月に発行することを決めたものの、何日にするか?
司馬さんの作品に登場する主人公達の誕生、没日・・・を概ね半日以上調べ、
その中で、本日11月15日、龍馬の誕生を創刊日にしました。
いい日を設定したんじゃないかな・・・と自己満足しています。

さて、次回はどれをテーマにするかな・・・・
次号に向けて作業、開始!!


ご登録がまだの方は、下記にて登録を!!
    簡単にできます。

    「まぐまぐ」さんからのご登録は ここをクリック
    「メルマ」さんからのご登録は  ここをクリック

    内容は同じです。

2009年11月13日金曜日

「26日ですよ・・・」

「先生(私)、26日ですよ・・・」

「えっ、26日って???」

「あったじゃないですか。先生の本に。意味が無いって・・・」

私の本の中の「作戦・計画」の部分で、
旅順攻撃を「26日」にこだわって行うものの、その「26日」に意味がなく
作戦の重要性が腹におちていない・・・
と記述しているところがあります。

「意味が無い」ということを、彼は「26日ですよ」と表現したのです。

先日、某社のコンサルティングで・・・
「そもそも、その仕事の目的は何ですか?」
と確認している場面での話しです。

面白いこと言うな・・・と思うのと同時に、
きちんと本を読んでくれているんだ。
そして、印象に残っているんだ。

嬉しく思った一場面でした。

前回のダイアリーへの書き込みから、ちょっと開いてしまいました。

先週末に実家の屋根のペンキ塗りの第3回目の施工を行い完成したものの、
筋肉痛状態、月曜日には、20年以上振りの抜歯がかさなり・・・体ボロボロでした。
元気を回復しました。

2009年11月5日木曜日

3刷決まりました!!

出版社から電話ありました。

『坂の上の雲に学ぶ中小企業経営力』3刷りが決まりました」

という報告をいただきました。
読者の皆様、有難うございます。こころより感謝します。

読後感を頂戴したり、メールでいただいたり・・・
経営の何らかのお役に立てているみたいで、著者冥利につきます。
読後感は、ここをクリック

読者の皆様の声、
そしてコンサルティングのお客様の声・そして靄が晴れたような表情。

私の仕事の励みです。そして心の大きなささえです。

メールマガジンも、準備を進めています。
すでに何度か校正を繰り返し原稿も一応できました。
創刊日まであと一週間。細かいところも確認して・・・・
楽しみにしていてください。!!

    ご登録がまだの方は、下記にて登録を!!
    簡単にできます。

    「まぐまぐ」さんからのご登録は ここをクリック
    「メルマ」さんからのご登録は  ここをクリック

    内容は同じです。

2009年11月3日火曜日

さて、どう役立てよう???

8月1日のダイアリーで日経新聞で取り上げられた記事をもとに
「YAZAWA」のことを書きました。

そして、NHKで矢沢永吉がインタビューされるのを、たまたまの聞いていたら、
今まで私のが思っていた矢沢のイメージ(ツッパリ・成りあがり・・)とちょっと違う。

ということで、実は、YAZAWAのコンサート行ってきました。

5時開場、6時開演。
5時くらいに開場にいくと、期待通り
素肌に白いスーツを着た人、
「E.YAZAWA」のタオルをもっている人
なるほど、これがYAZAWAのファンね・・・・

そして5時半くらいに席に着きました。
なんじゃこりゃ????

素肌に白いスーツをおい兄さん数人が、「永ちゃん」「永ちゃん」と
シュプレキコールを始めました。
1階席が終わったら、こんどは2階席も・・・・・、
白いスーツのお兄さんだけでない開場全体が「永ちゃん」コール。
主人公がでてくる前に、大盛り上がり・・・一度や、二度では、
本人が出てくるまでずっ~と。

今まで、コンサートには何度も行きました。こんなのはじめて。
こりゃあ、ファンというよりも、「応援団」!!

そしてコンサートの開始。多分20曲以上演奏したなかで、
座って聞けたのは、5~6曲。あとは立ちっぱなしの状態。
これも今までのコンサートとは、全く反対。

矢沢の音楽も聴くこともさながら、矢沢のファンに興味が湧いてきました。

ところどころ見渡してみると、左前の60代前のおじさんの横顔には、
幾筋の汗が光っていて、拭おうともしていない。

一方、数列前の30代くらいのカップルは、女性は踊っているものの
男性は、椅子にすわって前かがみになってグロッキー状態。
途中、女性が水を買いに行ってた見たい。

前席の女性のチームは、一人を残し、これも乗り乗り・・・
気になるのは、残された一人。
4~5曲目くらいから、席に座り、ずっとうつむいている。

カップルの男性、取り残された女性・・・会場の雰囲気に
合わなかったんだろうな・・・無理やり連れてこられたのかな???

そして最後の曲は、曲のところどころで、曲にあわせて
「YAZAWA」タオルを投げ上げるという形があるみたい。

新参ものの私は「YAZAWA」タオルを持っていないので、
ハンカチを投げ上げることに・・・・

会場が明るくなり、返る時に隣の人に
「(YAZAWAタオルじゃないね)  ハンカチじゃない」
と指導を受ける始末。

普通のコンサートは、隣の人と「よかったですね」が挨拶。
タオルの指導をしてくれた人の挨拶は
「お疲れ様!!」

確かに、始まる前からシュプレキコール、
そして立ちっぱなし・・・・、
私も途中何度も汗を拭くことからすれば
「お疲れ様」が一番この場にあった挨拶のように思った。

いずれにせよ、今までと違ったコンサートの世界を体験した。

「これが『YAZAWA』ブランド・・・」なんだ。
素直に、驚嘆したというのが私の感想。

さて、この体験を企業のブランドつくりにどう役立てようか
(う~ん)



P.S.息子に頼まれた「YAZAWA」のタオル帰りに買って帰りました。




メルマガ創刊11月15日に創刊決定しました。乞うご期待。!!


    是非登録を!!
    「まぐまぐ」さんからのご登録は ここをクリック
    「メルマ」さんからのご登録は  ここをクリック


    内容は同じです。

2009年10月30日金曜日

貧困率 日本世界4位??

貧困率というのが厚生労働省から発表された。
世界第4位の不名誉な結果だった・・・・

との報道があった。

日本が貧困???
にわかに信じがたい。中国にGDPを越えられたものの、世界の経済大国が貧困??
東南アジアや、アフリカの国もあるじゃない・・・それでも日本が??

出所を調べてみると、OECD(経済協力開発機構)の統計。
内容を見ていくと、約190ヶ国ある全世界の国の中で、貧困が第4位ではないである。

OECDの加盟国30ヶ国の中で4位であった。ということ。
なるほと、うなずけた。

Mid-2000Sの統計では、日本は第4位。
80、90年代は7位だったものが4位になってしまった。

Mid-90SとMid-2000Sを比較し悪化している国は・・・と調べてみると
OECD加盟30ヶ国のうち、半分の15ヶ国が指数が悪化している。

下記は悪化して順番に並べなおしたもの。
よく見てみると、悪化順でいくと、アイルランド、ルクセンブルグ、カナダ・・・
そして、日本は12番目ということになる。


mid-70smid-80smid-90smid-2000s
Ireland..10.61114.8-3.8
Luxembourg..5.45.58.1-2.6
Canada14.410.79.512-2.5
Germany..6.38.511-2.5
New Zealand..6.28.410.8-2.4
Finland9.95.14.97.3-2.4
Spain..14.111.814.1-2.3
Sweden3.83.33.75.3-1.6
Czech Republic....4.35.8-1.5
Netherlands....6.37.7-1.4
Turkey..16.416.217.5-1.3
Japan..1213.714.9-1.2
Australia....11.412.4-1
Denmark..64.75.3-0.6
United States15.417.916.717.1-0.4
data extracted on 30 Oct 2009 14:33 UTC (GMT) from OECD.Stat

「貧困率第4位の国」という言葉から、想像したのとずいぶん違う。
言葉に踊らされてはいけませんね・・・・

よく確かめてみないとね・・・・

ひょっとしたら、部下からの報告を、
前提も確認しないで、鵜呑みにして
一喜一憂していることはないだろうか???

2009年10月29日木曜日

ロボットコンテスト・・・

先日親戚の法事に参加しました。
その中に高等専門学校で教鞭をとっていた親戚がいました。
NHKのロボットコンテストで頻繁に上位に入る専門学校に勤めていたそうです。

ロボットコンテストとは、その都度、あるテーマで学校対抗でロボットを開発して競争
するというもの。ロボコンの話をいろいろと聞かせてもらいました。

上記の常連の秘訣は何か?という話になりました。

「技術の蓄積かな・・・」
今まで何度もコンテストに参加していて、
その度にいろいろな技術開発を試みてきた技術が
が蓄積しているとのことでした。

ある時は、スピーディーに90度方向転換をする技術であったり、
ある時は、正確にボールを飛ばすという技術であったり
ある時は、形の変わったものを確実に掴むという技術であったり・・・

いろいろ開発した技術を蓄積しているのです。

ロボコンのテーマが与えられれば、
それに必要な既存技術と、
ちょっと強化しなければならない既存の技術の改良と、
そして不足している新しい技術の開発をおこない
それらを組み合わせて、毎年のコンテストにチャレンジするということのようなのです。
当たり前だけど、これが実は凄いことなのです。

例えば、新たに参入する学校の場合は、
すべての技術を新規開発しないといけないことになります。
このように比較すると、どちらの学校が有利のなのかは、想像に難くありません。

知識・ノウハウの蓄積という意味で、企業に置き換えれば

担当が代わったから、わからなくなってしまう
以前と同じ失敗を繰り返しておこなっている
レベルがまったく向上しない・・・

という問題は発生していないか?ということになるでしょう。

前の担当は上手に業務をこなしていた。
失敗をした本人は、同じ失敗は繰り返していない。
個人的には、技術の向上はしている

にもかかわらず、組織としてのレベルアップに疑問を感じるというのは、
組織としての「知識・ノウハウ」の蓄積が十分でないことを意味します。

同じ業務をしていても、知識・ノウハウを蓄積していくシステムのある企業と
それが不十分な企業では、何年かすると格段の差がついてしまいます。

蓄積できる企業はロボコンで言えば、上位入賞の常連校となるでしょうし、
不十分な企業は、毎回参加しているものの、毎回新参の学校と同じということになるでしょう。

まずは、荒っぽくていいから、体系的にその知識・ノウハウを整理する作業から始めること
をお勧めします。ある期間たてば、必ず凄いノウハウとして宝になっていきますから・・・・

*参考:野中郁次郎さんの「SECIモデル(SECI model)
  http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/seci.html

P.S. メルマガ創刊間近!!
    ぞくぞくと登録者が増えています。関心をいただき、こころより感謝します。
    「メルマ」さんのご承認も頂戴しました。

    是非登録を!!
    「まぐまぐ」さんからのご登録は ここをクリック
    「メルマ」さんからのご登録は  ここをクリック

    内容は同じです。

2009年10月26日月曜日

「目的」を失い「型」だけが運用される

「相続人の方すべてに、立ち会っていただかないと・・・」
「冗談じゃない・・・、東京から、外国からも呼び集めろ・・・って言うの?」
「それが当行のルールでして・・・」
「このお金引き出したら、2度と預けんわ!!」

ある第2地銀とのやりとり。窓口が上記のルール一点張りで、譲らない。
業を煮やして、銀行のお客様相談室に電話で確認。
お客様相談室も、分割の時は呼び集めるのは不要だが、支払いの時は召集がいるという。

という相談を受けた。
相続人を全部集めろ・・なんて信じられない。外国に居住していたらどうすんだろう??
本当に素朴な疑問が湧く。

銀行の支店に話をつけにいくと・・その、窓口の担当がでてきた。
今までどおりの繰り返し・・・埒があかない。
上司を呼び出し・・・聞いてみると。

相続人を全員集めるという趣旨が理解できた。

 ・分割の書類時の全員召集という意味は、事務が一度に片付くから・・・という趣旨
   → ならば、必要な書類をきちんと相続人の誰かが責任をもってそろえれば、
     全員集まる必要は無いのか?・・・必要なしとの回答
     
 ・支払い時の全員召集というのは、現金で支払うことが前提。
   → ならば、現金でなく、銀行振込みならば、全員集まる必要が無いのか?
     必要なしとの回答。

ということは、書類をきちんとこちらで揃え、そして引き出しも現金でなく、
銀行振り込みならば、相続人が集まる必要がない。という結論に至った。

相談人は、何度も銀行に足を運び、嫌気がさしている状態にまでなってしまっている。
多分、この銀行との縁は、これまでで終わりということになるだろう。

この銀行の対応のような話は、コンサルティングをしていて頻繁にある。
目的を失い「型」だけが運用されている。というケースである。

目的を達成するためにある型がいる。そしてその型は、状況において異なってくる。
その型を目的、状況にあわせて運用するのが、知的な業務を推進するものの役割である。

雛形を顧客にはめ込む方が、会社にとって安全で、簡単である。
確かに、今までどおりの型で処理をしていれば、
何の問題も会社としては発生しなのかもしれない。

しかしながら、会社の楽な方法を顧客に押し付けては、顧客が逃げて当然。
顧客を処理する対象という観点でしか、扱っていない。

あなたの会社ではこのような

「目的」が失われ「型」だけが運用される

ということは発生してないだろうか?

今までの型は、目的と現在の(顧客の)状況とマッチしてるだろうか・・・・
と再度問い直してみてはいかか?

一段のレベルアップにつながるかも知れない。

P.S. メルマガ配信準備中です。
   是非登録を!! ここをクリック

2009年10月22日木曜日

やるぞ!! メールマガジン・・・

本日、お知らせすることがあります。
メールマガジンを開始することにしました。

メールマガジンの大手発行サイト「まぐまぐ」さんの審査を受け、
発行のご承認をいただきました。

やりますよ・・・・メルマガ・・・

メルマガのテーマは

「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」

これでいきます。




上の本棚の司馬遼太郎作品(一部ですが)から、
なるほど・・・、と思ったフレーズを紹介してまいります。





実は、独立を決意したまさに、その時・・・・
NHKの「あのひとに会いたい」という番組で、
司馬さんのインタヴューが流れました。


司馬さんの語る内容は、
私の創業理念の「哲学・理念」と「収益」を調和させる・・・
という趣旨と同じでした。


信じられないタイミングでした。


司馬さんから、わたしの独立にエールを送っていただいた!!
と自分なりに、解釈しました。


11月より、月1回の頻度で配信予定です。
お楽しみに・・・
是非、ご登録を!!


登録は、ここをクリックしてお申し込みください。

2009年10月19日月曜日

知ってること、出来ること・・・

我が家にはエレキギターというのが、息子のも含め7本あります。
(写真の5本と別にもう2本、ケースに入れてあります)





学生時代のバンドをしていていました。その後、ギターも弾くこともなく・・
暮らしていました。

10年くらい前にある人の結婚式でギター引いたのがきっかけで、
火がついてしまいました。

私の場合は、有名なギタリストのコピーをして楽しむというのがその
もっぱらの楽しみ方です。

今は沈静化し、どちらかというと鑑賞の素材になっています。




ここからが、本題です。


その有名ギタリストの真似をするためには、


まずは、彼等が、どのように弾いているか、どのようなテクニックを使っているかを知ってること。
そして、その通りに弾けるようになうこと。(できること)


すなわち、それなりにかっこよく弾くためには、


どのように弾いているのか・テクニックは?という「知識」が必要となります。
そしてその次には、その通りに弾けるという、知識を実際に具現化するという「技能」が必要です。


仕事も同じ、「知識」と「技能」の両面により仕事ができるようになるのです。
知識は教えることができ、学ぶことがでます。
技能は繰り返し練習して、身に着けることになります。


社員の育成を考える時には、この両面から、
どちらを強化するかをきちんと見極めて指導することが重要なのです。


「教えました、教育しました・・・・」
という上司のコメントは頻繁に聞くことはありますが、
「訓練しています」というのは、聞くことが希です。


「教えれば、すぐにできるようになる」という認識ではなく、
「知っていること」と「できること」は、別物という認識を持つ必要があります。


部下の育成を考えるとき、この視点からもチェックしてみてはいかがでしょうか??


ちなみに、私の場合、有名ギタリストの「知識面」に関しては、
楽譜等で知ることは可能なのですが、
なかなか技能がついてきません。訓練不足なのかな・・・・・

2009年10月16日金曜日

顧客への関心・・・・

「注文量が減った・・・」

残念ながらよく聞くフレーズです。
今のご時世、注文があり余って処理できない・・・というのは
なかなかないのではないでしょうか。

そこで出てくる方針は二つしかありません。

 ・新規の顧客の開拓
 ・既存顧客の深耕

新規顧客の開拓は時間がかかる・・・・
既存顧客が成果が早そう・・・

ということで、既存顧客の深耕を重点的に回ろう
という方針を採っている会社が多いことと思います。

この方針自体は、おかしくもねければ、間違ってもいない。

でも、思うように成果がでない。
「既存顧客を訪問しているのですが・・・」
という状態になっていないでしょうか?

この状態に陥っているケースとして、
「顧客への関心が薄い」
という原因があります。

例えば、B to B(法人相手)ならば、
お客様の、
 ・業績状況は?
 ・従業員の構成の変化は?
 ・全体における当社のシェアは?
 ・顧客の現在の経営方針は?
 ・等々

をきちんと把握できているでしょうか?
その中で、当社の役立てることは何かを考えているでしょうか?
一度、確認してみてください。

確かに注文をもらうことも必要です。
でも、ちょっと考えてみてください。

顧客があなたのことを、わざわざ関心を持ってくれるでしょうか?
ごく希な例としかいえません。

あなたが、顧客のことを、
あなたの専門(事業)の領域から、
関心をはらい、そして顧客以上に考えるからこそ、
あなたに頼むのです。

「顧客への関心」こそ、最大の重要なテーマ。
そして、事業の基本中の基本。

2009年10月10日土曜日

TV電話コンサルティング準備OK

「今後、田舎にはいつ帰れる?」
「広島には、いつ来れる?」

田舎の友達の事業の経営相談の日程調整の場面。
なかなか調整がつかない。

「スカイプ導入して!!」と頼んだ。

「なんじゃそりゃ?」

簡単に言うと、インターネットを使った無料のテレビ電話。
「スカイプ」をインストールしてもらい、電話で操作の方法を教え、
そして、夜の11時過ぎに音声映像とも通信可能となった。

彼が、スカイプ導入にかかったのは、マイクとカメラの購入しめて2500円。

広島の会社にも、スカイプを導入して時々、コンサルティングを行っている。
前職でも、札幌・名古屋・福岡・・・・とスカイプ会議をしていた。

直接、その場でというのと比較すると、少しニュアンスが違えども、
その代用には、十分になる。

ビジネスに限らず、遠方の家族とのコミュニケーションにも活用できる。
息子が外国に行っていたときにも、大いに活用させてもらった。


もう、一話
昨日絵葉書が届いた。
絵関係について造詣の高いかたで、いつもセンスのある絵葉書をいただく。
その通信の中に、
  
 「先日、中学校時代の友人4人でランチした時、『坂の上の雲』の話になりました。
  しばらくペチャクチャしていたら、黙っていた1人が『魚屋の熊』って誰の本なの?
  って言ったんですよ・・・・」
  
『坂の上の雲』が『魚屋の熊』ね!!
お腹を抱えて笑わせていただきました。
このネタどこかの講演会で使わせていただきます。
有難うございました。

2009年10月9日金曜日

変革の第一歩 オメデトウ!!

某社のマネジャーからのメールが入ってきた。

「本日、○○商事さまへ打ち合わせに行ってまいりました。
結論から申し上げますと、こちらが提案した内容で進めてくださいと、ご注文を頂きました。
本当に学びの多い案件になりました。」

某社は、問題解決型の営業への変革というテーマで取り組んできた。
何度も、何度もやり直し・・、
ヒアリングのやり直し・・・
提案書のやり直し・・・
を行った。

このプロセスを通じて、マネジャーの獲得したものは、
表面的には「受注」であるが、
その根本にあるものは、顧客との強い信頼関係、
そして、同業他社とは完全に違うというブランドイメージ。

このような成功事例を積み上げていこう。

これからも、何度もやり直し・修正を要求すると思うけど・・・

オメデトウ!!

2009年10月6日火曜日

基本の見直し・・・・

この経済環境の中、いろいろな企業で基本見直しが行われている。
今までの、延長では?ということで、基本的な自社の価値の見直し、
事業構造等々が考えられている。

・原点・基本にかえる・・・
・事業領域の明確にせにゃならん・・・

等の基本・根っこの部分から立ち返って・・・ということを
最近お会いした立派な会社の社長の何人かが、おっしゃていた。

その中で、再度理念をきちんと設定し直すという会社があった。
会社の社長から、まとめられた理念案が私のもとに送られ、コメントを求める
内容のメールが入ってきた。

理念の本質を理解いただくために、
その理念案に対して発信した私のメールの一部を紹介します。

================================

<私のメール>

いい理念ができたと思います。
理念の本質とは何か?
これが次の宿題です。

宿題とは、このまとめた理念に対して、全てを賭けられるか(時間も、財産も)ということです。
すなわち、この理念に本気で取り組めるか?ということです。

いろいろと考えて、皆の意見をまとめてつくったのではないかと想像します。
これはこれでよし。
しかしながら、問題なのは、それに魂が宿っているか?ということなのです。

皆のやる気を高めるため技術論的な視点から
理念をつくるというのでは
その本質から外れたものとなってしまいます。

極論すれば、言葉・表現は綺麗でも、カッコ良くなくてもいい。
たとえ、綺麗でも、カッコ良くなくても、自分の人生を賭すことができるのであれば、
それはそれで立派な理念です。

何度も、何度もこの設定した理念を眺めてください。
そして、自分人生を賭ける・・・・と覚悟を決めたら、合格です。
この覚悟を決めるには数日、いや数週間かかるかも知れません。

覚悟を決めたときに「俺はやる」と言い切って、理念として掲げてください。
理念の設定は、技術論の問題ではない。
リーダーの人生観そのものなのだから・・・

================================

という内容のコメントに対して、先方の社長から、

理念の本質を理解せよ・・・というアドバイスをしっかりと受け止めます。
いつも先輩方に言われる覚悟、といういう重い意識をはらに入れ込みます。

というメールが私の携帯に送られてきた。

そう言えば、ついこの間

「本気になれんような理念だったら、
 そこに「理念」って書いて貼ってあるの破って捨てたら!!
 紙の無駄!!」

とかなり過激なことを言ったことを思い出した。
私が伝えたかった、理念の本質を理解してくださったように思う。

あ~えかった(ほっ)

2009年10月4日日曜日

All or Nothing

仕入原価の交渉力アップのために

A氏 「下請け業者を増やして、交渉力が上がる環境をつくることが大切だ」
B氏 「当面のこ不況を乗り切るためには、担当が強引にもでネゴすることが重要だ!!」
A氏 「そんなこと言っていたら、いつまでたっても同じことの繰り返し」
B氏 「会社が存続できないとどうにもならん」

というバトル論議。

A氏の主張は、
現在、担当者の交渉力に頼り、既存の業者とハードネゴして
安い価格を引き出しているが、既存の業者以外にも新しいところを探さないと
会社組織として、仕組みとしてレベルアップしない・・・・というもの。

一方B氏の主張は、すぐには新しい業者は見つかるものではない。
現在のこの不況下においては、担当のある程度の強引なネゴ力
に頼るしかない・・という主張。

どっちが正しい? とっちが間違っている?

この論議の本質は「All or Nothing」という「100か0か」という性格の論議ではない。

A氏は未来形を言っており、B氏は現在形を言っている。
歯車があっていない論議をしている。

当面現行の担当者のハードネゴ力に頼るという方法を行いながら、
徐々に新しい業者を見つけて、
組織的な・構造的な交渉力をアップしていくという取り組みを
しさえすればいいのである。

この問題は、「どっちか正しい?」という方向で論議すべきものではなく
どの程度のスピードで、新しい業者を見つけるか?
というテーマで考えるべきなのである。

往々にして、中小企業の場合、このように論議が噛み合っていないにもかかわらず
「All or Nothing」の論議が頻発する。

何か、論議が噛み合っていない・・・と思ったら、論議の性格を考えてみる必要がある。

逆に「All or Nothing」 で論議してはならないテーマを
足して2で割るという結論に導くような論議をしてしまうケースもあるので
くれぐれもご注意を!!

*広島の呉で正岡子規の句碑を発見しました。
 ホームページにアップしましたので見てみてください。
  

2009年9月29日火曜日

売上とは、粗利とは、利益とは・・・・

売上とは、販売した金額
粗利とは、売上から原価を引いた金額
営業利益とは、粗利から販売費・一般管理を差し引いた金額。

これはこれで正しいのですが・・・・・
会計上は、このような計算をします。

各々の言葉には、メッセージがあるのです。

「売上」とは、世の中に価値あるものとして認められた尺度
「粗利」とは、有り難味の尺度
「営業利益」とは、世間が存続を認めている尺度。

と私は定義しています。

事業再建を中心に手がけている友人は、
再建する多くの会社は話が内向きになっている。
眼をお客に向けるために、
上記と同様の話をすると語っていた。

「売上を上げろ」という視点で考える以上、
既存の商品・既存の形が前提となり、思考が内向きになってしまう。
そしてイノベーションが行われない。

「より世の中に価値あるものを提供せよ」という視点で
考えたら、顧客のことを考えざるを得ない。
そしてイノベーションしなければならなくなる。

経営とは、単に数字の世界だけではない・・・
その本質は人と人の関わりを扱うものであることを肝に命じる必要がある。

2009年9月25日金曜日

堅苦しい話:Philospophy(哲学)

昨日友達から、著書の件で連絡がありました。
ネットでの本の販売についてです。

7&Y    経営ジャンル 売れ筋ランク 2,698種類のうち14番目
ライブドア  経営ジャンル 人気順ランク 2,297種類のうち20番目

という情報でした。
まだ、書店にも並んでないのに「うそ・・・」と思って確認してみると、
確かに・・・

「嬉しくないのか・・・」と言えば嘘になります。
正直、嬉しいです。

でも、これは違うのです。
「喜ぶところ」を間違えてはならないのです。

ここからが、本題です。

Philosophyとは「Philo」と「sophy」から成っています。
「Philo」とは、楽しむという意味で、フィルハーモニーは、ハーモニーを楽しむということ
そして「sophy」とは、上智大学のことを「ソフィア」というように叡智・知恵のことです。
私は「Philosophy」を人生を楽しむための知恵と理解しています。

自分が人生において楽しいと思えること、喜ぶべきこと、が即ち哲学に他ならないのです。

会社に置き換えると、経営理念がその哲学にあたります。
それは、組織として喜ぶべきものは何か?を定義したものです。

もし経営理念が「売上拡大」であれば、売上拡大を喜べばいいのです。
しかしながら、その経営理念が、例えば「顧客の満足」というテーマならば、
売上拡大は喜ぶべきテーマにはならなくなります。
「喜ぶところ」が間違っています。
お客様が喜んでいるということが、喜ぶべきテーマなのです。

ちょっとややこしい話なのですが、
特に上級経営者はこの部分をきちんと認識しておかなければ、
いずれは間違いなく、道を誤ってしまいます。

ということで、
私が喜ぶテーマは、
「哲学・理念」と「ソロバン」を調和させる会社つくりのお手伝いをする
ということ。

ならば、ランキングでどうこう・・・、本がどれだけ売れた・・・
ということではなく、経営者・管理者・ビジネスマンに、
私の本がどれだけのインパクトを与えたか・・・がその喜ぶべき軸となるのです。

何人かの方からの読後感で
「痛いところ突かれた」
「叱咤された」
「叱られている」
というコメントを頂戴しました。
これらのコメントこそ「心から、喜ぶべきこと」なのです。

2009年9月23日水曜日

四半期報告会

本日、クライアントの四半期毎の報告会に参加した。
社長が、オーナーに四半期の状況を報告するというもの。

実は、社長とオーナーは親子。中小企業では、珍しくも、なんともない。

珍しいのは、親子の中でも、経営者の舵を取っている息子社長が、
オーナーの父に、きちんと四半期の状況を報告するという形態は珍しい。

この提案をしたのは、私なのだか・・・・
提案するときは、
この提案は、簡単に通らないだろうな、ちょっと説得の時間がいるかな・・・
と思っていた。

予想に反して、
「親子の中でも緊張感を持って経営してすべき」
という社長の認識から、すぐに受け入れていただいた。

その言に違わず、社長は懸命に経営に取り組んでいる。
その熱意・姿勢には正直、頭が下がる。

その報告会は、私が進行役で、社長が報告者という役割で進めた。

目的としていた、いい意味での緊張感があった。
また、オーナーからも幾つかの指摘をいただいた。
社長も、真正面から、真摯に回答されていた。

いい、ミーティングだった。

その中で私が最も嬉しかったのは、

アドバイスしてきた内容を、社長が完全に咀嚼されて、
自分自身の言葉で、説明されたことである。
「わかってもらえている・・・」

P7の7つの「P」の「Partnership」(クライアントとの絆)を強く
感じることができたことだった。

皆さん、ご苦労様でした。

2009年9月17日木曜日

ぼちぼち「読後感」をいただいております。

出版社より出版した本を、数十冊いただきました。
今までお世話になった方に、送らせていただきました。

メール・手紙・葉書で返事がかえってきています。
その中には、簡単に読後感も一言いれて・・・・

うれしゅうございます。

その一部をHPにアップしましたので、見てやってください
それと、大連・旅順旅行記・パート2をアップしました

2009年9月16日水曜日

45周年記念誌

某社社長より、「45周年記念誌」を頂戴する。
いわゆる社史である。創業からの経緯が詳細に書いてある。
創業時代の写真も沢山。読んでいて非常に興味深い。

(社史の表紙)





いままでに、会社に携わってこられた方々への誠実な感謝の気持ちが伝わってくる。
創業社長の若いころの姿を初めて写真で拝見する(現在は相談役になっておられる)


100ページを越える社史。いままでのご苦労もまとめられている。
全く嫌味がない。その会社らしさが感じられる。


その文中と、最後の年表にコンサルティングをさせていただいたことが記載されていた。
そして文中には当時レクチャーした「企業発展の方程式」が説明されている。
会社の歴史のエポックとして記録されているなんて、コンサルタント冥利につきる。


会社にはいろいろな歴史がある。
創業当時
発展期
成熟期
そして戦略転換期
後継経営者へのバトンタッチの時期・・・・


そのエポック・エポックにP7の、後段の3つの「P」


Partnership(クライアントと絆をガッチリ組んで),
Priciple(原理・原則に基づいて)
Practical(実践的に)


を基本に頑張って、価値ある仕事を積み重ねて行きたいと、
この社史を通して改めて認識させていただく機会をいただいた。


本日、頂戴した社史を私の宝ものとして大切にしたい。
また、宝物が増えました。

2009年9月15日火曜日

大連・旅順旅行記完了

大連・旅行記の、「水師営」「203高地」をアップしました。
これで中国視察旅行の報告は完了です。

2009年9月12日土曜日

重版の決定

昨日の夕方、出版社より連絡がありました。
「重版が決定しました・・・」

「重版ってなんですか?」
全く素人の質問。

本の裏付けのところに、1刷、2刷・・・・とあります。
販売の反応がいいみたいで、2刷をすることになったということらしい。
ちなみに私の持っている「坂の上の雲」の文庫本を確認してみると、34刷りだった。
いずれにせよ、喜ぶべきニュースみたい。

書店に注文できるのは9月末以降というのに・・・、実感が湧かない。

本日、大連の旅行記の一部をアップしましたので、見てみてください。

2009年9月10日木曜日

帰りました。

9月7日(月)~9月10日(木)、大連・瀋陽(奉天)・旅順に行って参りました。
楽しい視察でした。
追って、HPにアップします。

いろいろと書きたいのですが、本日はここまで。

2009年9月3日木曜日

抽象論で終わらせるな・・・・

ある会社の役員と責任者の論議の場面

役 員 「業績が、いまいちなんだけど・・・」
責任者 「頑張っているのですが・・・・」

役 員 「新規の開拓状況はどうなってる?」
責任者 「はい、頑張ってやっています」

役 員 「既存客への訪問活動のほうは?」
責任者 「はい、やっています」

役 員 「既存客への商品拡大についてはどう?」
責任者 「はい、やっています」

役 員 「・・・・・」
責任者 「・・・・・」

役 員 「でも、業績がいまいちだからなんとかしないと・・・」
責任者 「何か、いい方法があったら、教えてください」

上記と同様な場面を、見た事や、実際に経験されたことはないだろうか?

役員にしてみると、いろいろな方向について、業績の打開策を模索しようとしている。
しかしながら八方塞の状態になっている。

この八方塞の論議の問題点は?

抽象論で終始しているところにある。
単に、活動の方向性を確認したに過ぎない。
その活動の具体性のレヴューが不十分であることにある。
上記の論議では、下記のように具体的に確認していく必要がる。

「新規の開拓状況は?」
「訪問の対象はどうしている?」
「どれくらい訪問できた?」
「何件くらい案件がでてきた?」
「受注ができたのは?」
「○○会社の提案内容は?」
「それは、何が阻害要因になっている?」
等々

というように、どんどん確認していく必要がある。
具体論で話していかない限り、抽象論では、必ず八方塞になる。

それと、『やっています』という意味は非常に広い意味で使われる言葉であることを、
認識しておく必要がある。

『やっています』の意味の解説
1、部下に「やれ・・」と指示を出しました。
2、過去にやったことがあります
3、思い出せば、やっています
4、気にかけており、できるときはやっています
5、優先課題と認識はしていますが、実施率は2~3割程度です
6、優先課題と認識し、実施率は5~6割程度です
7、例外を除き、ほぼ完全に実施しています

というように、私が知りえるだけの意味でも7つ以上ある、
非常に幅広く使われいる。
どの『やっています』の意味が使われているのか・・
具体的に確認する必要がるかも知れない。 

具体論を軸に、きちんと論議をしていく癖をつける必要がある。

過日紹介した著書「『坂の上に雲』に学ぶ中小企業経営力」においても、
その具体論の必要性を、秋山好古・真之、正岡子規の会話を題材に
違う角度から解説しています。

衆議院選挙で大勝した民主等の税金の無駄使いレヴューにおいても、
高級官僚のこのような抽象論に踊らされは、改革は無理。
具体論でどんどん突っ込んで、行く必要があろう。

2009年9月1日火曜日

やっと著書が完成しました。




時々、Dairyでご紹介して参りました本が完成しました。

先週の土曜日に自宅に届いたのですが、急用ができ、広島を離れざるを得ず、ご紹介が遅れました。

「坂の上の雲」というのは司馬遼太郎氏の長編の代表作の1つ。
その小説とをベースに経営の基本的なセオリーを盛り込んでいます。
是非ご一読を・・・・

書店での販売は、今年の9月下旬以降になります。

「坂の上の雲」は、今年の秋からNHKで放映されるそうです。テレビと照らし合わせながら
経営の基本を確認してみてください。

本書の紹介は、ここをクリック
本書の「Making Story」は、ここをクリック
「坂の上の雲」の旅行記は、ここをクリック

そうそう、本を出筆しているとき、こんな話がありました。

「今、出筆中なんです」と私が近況を話すと・・・

不動産関係の会社の役員をなさってる方(学校の先輩になります)が、「どんな本?」と・・・

「純愛小説です」と冗談で私が応えると

その先輩は、
「なるほど!! どろどろとした世界で頑張ってたら、そのジャンル書きたくなるよな・・」
とマジで受け止められたことがありました。

「冗談ですよ、純愛小説なんて私が書けるわけないじゃないですか・・」

「確かに、それもそうだ・・・」と先輩。
一体なんなの!!

後で二人で大笑いしたことがありました。

2009年8月27日木曜日

振り返り・・・ノウハウの蓄積

某社のコンサルティング、お盆休みの状況、8月の状況を確認した。
既に昨日の段階で、計画の8月目標は達成された。
今月120%くらいで推移しそう。

お盆の休みの売上の動きは、通常のウイークデイとは違う。
ということで、お盆の連休の動きを想定し、それの対応シフトを設定した。
結果は、想定したよりも、お盆効果は一日長かった。

このような需要予測は簡単に予測できるものではない。
しかしながら、毎回、きちんと振り返ることを通して、その予測の精度は必ず向上する。
それが、会社のノウハウとして蓄積される。
この積み重ねガ重要。

同様に、以前も某社において、長期連休のシフト組のために、
長期休暇の日単位での需要予測をすることを指導した。
予測のための方程式を担当に作ってもらった。
その方程式に基づいて、連休シフトの人員の貼り付けをした。

方程式を作った担当は、初めての連休は、
予測が過大で、人が暇していないか?
予測が過小で、パンクしていないか?
気が気ではなかったようであった。

連休明けに、自らその実績を確認し、
より予測誤差が少なくなるように方程式を修正していった。
毎回の長期連休の度に、その方程式は微修正され続けていった。

そして、シフトを組みのための、誤差の許容範囲に収まるようになって行った。

やりっぱなしの組織では、レベルアップは難しい。毎年同じことの繰り返し。

計画を立てて実践する。そしてその結果が良くても・悪くても、振り返る。
その組織は必ずレベルアップする。

2009年8月25日火曜日

売上には質と量がある。

売上高○○円・・・と損益計算書の冒頭に記載される。
この売上高というのは、単に売上の規模を表示したにすぎない。
量しか表現していない。

顧客に義理で購入してもらい計上した10万円も、
顧客がその商品の喜んで購入してもらい計上した10万円も
同じ売上高10万円。両方とも福沢先生10人

良く見てみると、
前者の10人の福沢先生は、しかめっ面している。
後者の福沢先生は、笑顔をしている。
というのであれば、いいのだが・・・・
残念ながら、日本銀行券に印刷されているのは、穏やかな表情の福沢諭吉1種類。
その区別がつかない。

何がいいたいのか・・・
「売上には質と量がある。」
ということ。

売上の量は簡単に把握できる。
しかしながらその売上の質については
正しい営業活動ができているか?
ということを丹念にチェックすることを通して把握するしかない。

その正しい営業活動というのは、企業により異なるだろう。
明確な戦略がある会社においてはその戦略にそった形で生まれたもの・・・
ということになろう。

企業変革の過程においては、
その量と質を複眼で把握していく必要がある。
あるときは、量的には多いが質的はその内容が伴わない・・・
その逆に、質的にはいいが、その量が伴わない・・・
という悩ましいケースも発生する。

ただ、はっきり言えるのは、
変革の過程の中で量に眼を奪われすぎると・・・
その変革は成功しない。

そもそも、変革とは、

このままではダメ・・・
変わらないと・・・
質を変化しないと・・・

というところから始まる。

変革の主題を「質」の変革に設定しておきながら、
「質の変化」状況をないがしろにし、
量というところに重点を置いていたのでは、
言っていることと、やっていることが矛盾することになる。

変革には、その売上の量・質の両面から丁寧に見ていき
バランスをみながら、良質な変化を広げていくことしかない。

売上には、量と質がある。変革には複眼を持つ必要がある。

2009年8月16日日曜日

ある私立高校のブラスバンド・・・

8月16日は、実家の年に一度の大イベントが行われる。
全国レベルで、自慢できる。

中国太郎といわれる「江の川」の河口で行われる花火大会。

夜空には、約6000発の花火が舞い、
川面には灯篭が流れる・・・
そして山側を見ると、「人」と「☆」の大イルミネーションが点滅する

大イルミネーションとは、神戸の山に錨のマークが浮かび上がるのをイメージしていただきたい。
「人」は、柿本人麻呂の人。「☆」は星高山という山の名前。
昔、柿本人麻呂が「石見のや、高角山の木の際より 我が振る袖を 妹見つらむか なびけこの山」。
と詠んだらしい。

最高に綺麗。日本の5大祭りの1つに是非入れて欲しい。

今年は、市制55周年、広域合併して5年ということを記念して、
近くの市民会館でブラスバンドのコンサートがあった。

演奏するのは、2校の高校と、山口の陸上自衛隊。3つのブラスバンド。
高校の1つは我が母校。Diaryに書きたいのは、もう一つの私立高校のブラスバンド。

圧巻であった。感動した。

チラシの案内では、2つの高校、そしてプロの自衛隊・・・
とくれば高校は前座、本命は自衛隊。
私もそのつもりで、見に行った。

プロがアマチュアの私立高校に完全に食われていた。

まずは、ブラスバンドの人数が多い。母校20人くらい、自衛隊も10人ちょっと。
その私立高校は60人~70人くらいいる。
まず、人数で迫力が違う。

軽妙な指揮者のMC(笑わせる)
ビジュアル的な演出(アフロヘアーのかつらをかぶったり・・・)
学生にソロパートを弾かせヒーローにする
そして、体を揺さぶりながら奏でる。
曲目も、コンクールの曲あり、演歌あり、Popsあり・・・
幅広く楽しませる。

訓練されている。

老人ホームへの慰問、定期演奏会等々
年間50回の公演をしているらしい。

演奏している本人達は、厳しい練習を毎日して大変だったろう。
しかしながら、見てる私には楽しそうに演奏しているように見てとれた。

彼らを見ながら、いろいろなことを考えた。
高校生にしてみると、ソロパートの時に舞台の前に出てきて
会場の拍手喝采を一身に受ける。忘れられない思い出になる。
一生忘れらない・・・快感。

そして、50回もの公演、地域の人たちのふれあいを作り楽しませる。
田舎の県立高校至上主義のに対して、
その私立高校の浸透度を高め・評価を上げていく・・・という目的も・・・
しかしながら、それは2番目の目的であろう。

その公演活動を通して、高校生にいろいろな人と触れることを体験させ。
そして人に喜んでいただくことを経験させる。

「一所懸命努力し、そして人に喜んでもらう喜びを感じる。」

という人間教育の本質を教えようとしているのでないだろうか。
社員教育だって同じ。世の中には、いろいろの技術的な教育カリキュラムがある。
目的は、顧客に喜んでいただくことに他ならない。

彼らはブラスバンドを通じて、

人に喜んでもらうことの大切さ
チームワークの大切さ
そのための努力の必要性

これらを肌で感じて行こうとしているだ・・

といろいろと思いをめぐらせた。

この私立高校が、学生のために本気で学園経営に取り組んでいる姿勢が
ブラスバンドから伺えたように感じた。

ハードロック好きの私には、母校の「ディープパープル」のメドレーも嬉しかったが、
それ以上に、この私立高校には、大きな拍手を送りたい。

2009年8月15日土曜日

ペンキ塗り

お盆で実家に帰りました。
「屋根のトタンに、錆びているところがある・・・」と母。

屋根のトタン塗りに挑戦することになりました。
しかしながら、錆対策のペンキ塗り?私にはその経験がありません。

実家の近くには3つのホームセンターがあります

一番近いホームセンターは、食品が置いてあり、
母が、日常品の購入や、花の栽培の土を購入に行ったりするところです。
しかしながら、そこには、女性のレジ専門の店員さんが多く、ペンキ塗りの相談
に乗ってくれるような、店員さんが居ない感じです。

2番目に近いホームセンターは、実家の本拠地の多店舗化している立派なホームセンターで
広島にもあるのですが、あまり行くことがなく、店の状況が分かりません。

そして最も遠方の、ホームセンターも2番目同様、多店舗化していて、
広島にもあります。ちょくちょく利用しています。
そこには、男性の店員さんが何人かいて、いろいろとアドバイスしてくれる・・・
というお店です。

結果、一番遠方のホームセンターに買い物にいくことしました。
ペンキ塗りの方法を教えてくれであろう・・・・という期待からです。

女性の店員さんに、状況を伝えると、すぐに男性の店員さんがでてきて
いろいろと教えてくれます。
よくあるのが、専門用語で話され、相談しているのか、彼の専門知識を披露しているのか
わからないということが多いのですが(パソコンの相談の時はよくありますよね・・・)、
ここの店員さんは、的確に、そして親切に教えてくれました。
最後に、「事故しないように気をつけてくださいね・・・」って

8月12日のDiaryにも記載したが、私の頭の中に、このホームセンターには
「やり方を教えてくれる・・・」というTag Lineがきちんと設定されている。

決して安さだけの勝負ではない。

きちんとした、マーケティングコンセプトを持った会社なのかも知れない。

写真でお見せできないのが残念ですが、次男の手伝いもあり、
実家の屋根は、素人とは思えないくらいに生まれ変わりました。
ただ、全体の1/5程度ですが、何度かに分けて施工していきます。
おかげさまで、体、ボロボロ状態です。

2009年8月12日水曜日

「なるほど、ブランドについて、よ~くわかりました」

某社のコンサルティング、役員会にて、ブランドについて説明する場面があった。

「なるほど、よ~く分かりました」
と社長が・・・、腹に落ちたって感じ。

ブランドの「Tag Line」、「Buy Line」について、メモ書きしながら説明していった。
口頭での説明だけでは、情報が伝わりにくい、できるだけ書きながら説明する
というのが私の流儀。

「メモ(もらっても)いいですか?」
と社長。

「勿論です!」
といいながら、私の個性的な文字(時々自分でも解読不能になることがあります)、
さらに、いろいな線が入り乱れ・・・・という(下の写真)メモ




 



この状態のメモでは、社長も次の誰かに説明することは、難しい・・・


上記のメモを、文書としてまとめることを約束しました。
丁度、いい機会なので、経営コラムにも掲載しました。


何年か振りで、ある社長にお会いしたことを思い出した。


社長室に掲げてある額を見ていると、どこかで見たことがあるメモ書き・・・
私が、コンサルティング時にメモ書きしたものであった。
私の個性的な文字のメモ書きが額に入れられている。
恐縮した。
「まさに、その通り・・・と思った」と社長はおしゃった。


メモ書きも、もう少し綺麗に書こう・・・っと!!

2009年8月7日金曜日

内部の不満が・・・

「内部の不満を、最近よく耳にします・・・」
という種の問題相談をうけることがある。
自分の居た組織にも同様のことも発生した。

その会社の状況状況によりその原因が違うのであるが、
一般的に、この種の問題の根本的な原因は、

「眼が内向きになっている」ことに起因することが多い。

「要するに、お客様にどう価値を提供するか?」というテーマよりも
内部の問題、他部門がどうじゃこうじゃ・・・に関心傾いているということ。

明確な、自分達の部門の目標・自分の目標の認識が弱くなってきている。
または、それから逃げの方向に向かいつつある。

「不満を言う前に、自分のやることをやってから言え!!」
ぐらいの勢いで、リーダーが、どんと腰をすえてリーダーシップを発揮する重要な場面なのである。

2009年8月5日水曜日

四国の旅

広島から車で、松山・高知に行ってきました。
早足の旅・・・、何枚か写真をhpに掲載しました。
 
今年中にもう一度、じっくり時間をとって訪問したい。

2009年8月1日土曜日

「俺はいいけど、YAZAWAは・・・なんていうかな」

本日の日経新聞で、ロック歌手矢沢永吉の記事があった。
キャロルから始まり、「成り上がり」そして「YAZAWA よろしく・・・」で有名な
個性の強いロックシンガー。今年の9月に還暦だそうだ。
その記事の中で、下記のくだりがあった。


「音楽業界に流布している逸話がある。
レコーディング中、作品の出来を聞かれ、セリフのように漏らしたという。
『俺(おれ)はいいけど、YAZAWAは・・・なんていうかなあ』
いわゆるダメだしであろう。」

「俺」は精一杯歌った・・・頑張った。よくやった。
しかしながら「YAZAWAという商品」からしたら、このレコーディングはいまいちだな。
もう一度取り直し・・・
ということではないだろうか・・・・

「自分」と「立場(役割)」の両面をきちんと認識しているといえる。

俺という自分は、1人のシンガー。
YAZAWAというのは、ファンの期待にこたえないといけない
という任務を背負ったプロデューサーの役割を持った立場。

この二面の自分を使い分けている。

おうおうにして、自分という一面の観点でしか見れなくなってしまう。
「一所懸命頑張ったから勘弁してもらおう・・・」
「これが精一杯、お客様も理解してくれる・・」
「あれだけ、部下が頑張ってくれたのだから、これ以上は言えない」
という傾向は誰しももっている。

そこには「立場(役割)」の面が希薄になり、。
自分の都合にウエイトがかかりつつある。
期待してくれている人の視点が無くなってしまう。

これでは、期待に応えられないことになってしまう。

別の言い方をすれば
「自分はプロセスに、役割はアウトプットに」
重点を置いているともいえる。

矢沢のこのフレーズは示唆にとんでいる。

40年以上もトップスターとして君臨し、
「YAZAWA」ブランドというブランドを毀損せずに、
長年ファンに支えられてきた理由の1つではないだろうか・・・・

このフレーズは使える。
「俺はいいけど、社長・専務(役割)としてはどうかな・・・」と。

ある会社の社長室に、「YAZAWA」のサイン入りの写真が飾ってあった
(社長に聞いてみると、ファンクラブまで入会していた)ことを思い出した。
なるほど・・・・、これで、理解できるような気がした。

2009年7月30日木曜日

最終校正中

出版予定の本の最終校正原稿が、昨日送られてきました。
昨夜深夜までチェック、そして本日も。
その中には、本のカバーのデザイン案も2案一緒に入っていました。

1つのデザイン案は、私のアイデアをベースに作成されたもの。
もう一つは、編集者がコンセプトを伝え、デザイナーのオリジナル案。

たまたま、昨日原稿が届いた時にクライアントと打ち合わせの途中だった。
話のついでに、デザイン案を見てもらたところ、どうも臼杵案でなくて、デザイナー案
がよさそうな感じであった。

その後、本文の一部を読んでみてもらった後では、臼杵案が優勢。

私設編集長も、デザイナー案。
そして出版社の編集部の中の感想もデザイナー案

一晩考え、出版社にも相談した。結論はデザイナー案。臼杵案は「没」

下記の二つの理由から、デザイナー案にすることにした。

① 情報が多すぎる
   当然、私には思い入れがある。いろいろなことを伝えたい。そして表現したい。
   そうなると情報量が多くなってしまう。たとえ情報量が多くなっても、
   自分はその情報の1つ1つの面白さ・重要さについて説明できる。

   しかしながら、相手の立場に立てば、情報量が多すぎることになる。混乱してしまう。
   いずれ、本は、私を離れて一人歩きする。一人歩きすれば、その情報の意味に
   ついて私はいちいち説明して回ることはできない。
   1つ1つの情報が面白味が希薄になる。

   著者の思いいれが、かえって伝わらなくなる。
   という理由から、情報量の多い自分の案を没にした。

② AIDMAモデルで考えると・・・

  「AIDMA」モデルとは、消費者の態度変更プロセスのモデル。
  消費者は、
  ・Attention(注意) 
  ・Interest(興味)  
  ・Desire(欲求)
  ・Motive(動機)
  ・Action(行動)
  というステップで購入に至るという理論である。

  本のカバーのポイントは、先ずは眼に留まる・注意を引く、「A」の部分・・・というところ。
  パッと見が重要。
  そして、その次に本を手にとってみる・・・という興味に変わる・・

  上記の通り、本の内容を知らない人は、デザイナー案が選択される傾向が強かった。
  
  内容を読めば、私の案もなるほど・・・と言ってもらえるのかも知れない。
  しかしながら、これは、上記のAIDMAの、「A」、「I」を通りすぎ、「D」までステップアップした人、
  いや「M」までステップアップした人を前提としていることになってしまう。

  その意味では、デザイナー案は「A」を前提としており、
  私の案は「D」または「M」を前提としていることになる。
  
  つまり、私の案の一足飛びを前提としており、
  「AIDMA」モデルの上では無理がある。

  と判断したというのが、2つめの理由。

ということで、残念ながら私のカバー案はNGとなりました。

特に、「AIDMA」モデル、「AMTUL」モデル、そしてセールスステップ等々のように
段階的に考えるという、考え方が役立った。

当然、経営のいろいろな場面でこの段階的な考え方は、適応でき応用できる。
是非、活用されてみてはいかがか・・・・

2009年7月25日土曜日

ホームページ見ていただき有難うございます

不思議なことに昨日たて続けに3人の方から「ダイアリー見てます」と教えていただいた。
時間を見つけてちょくちょく書いている甲斐があった・・・・と嬉しかった。

いままでホームページについていろいろなコメントを頂戴しました。

・「ノウハウ出しすぎていない?」
・「BMWのコピーかっこいいですね」
・「悩んだりしたときに、見るんです・・・」、
・「元気に活躍されている様子がわかります・・」
・「おい、スペルミスがあるぞ・・・」
・「より多くの人に見ていただけるように、販促を打ちましょう・・・」
・「なかなかセンスがいい」
・「勉強になります」
・「臼杵さんらしい・・・」
・「ちょっと、意味のわからない部分があるけど・・・」
・「あるページが重たく見るのに時間がかかる・・・・」等々

沢山のご意見を頂戴しました。
そして、修正できるものは何とか修正してきました。
いままで、ご不便をおかけしながらも、見ていただけたことを心より感謝いたします。

「イチローの話」、「うさぎと亀の話」等々、唐突な話題であることがあります。
これは、ある会社へのメッセージであったり、ある人へのメッセジーであったり・・・・、
いろいろと背景があります。ご理解賜りたいと存じます。

いずれにしても、
なかなか文書では伝え切れないというもどかしもありますが、
創業理念を中心に、何らかのお役に立てるような形で
情報発信できたらと思っております。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

2009年7月24日金曜日

「少しづつ動きが変わってきたで・・・」

本日某社の社長への報告会・・・
「少し、動きが変わってきたで・・・」
との社長のコメント。

新たな展開に向けて必死に活動している。

・新たな人材の採用
・社長の陣頭指揮
・コンサルティングを通じての課題の明確化、そして揺さぶり等々

いろいろなことが、重層的に重なって、今まで何度も指示を出していたものが
動き出したようである。

脱皮に向けて、動き初めている。
私の経験からの勘からすると、1年以内に相当変化しそうな感じである。
手を緩めることなく、課題に向けて徹底的に支援していく。
素直にうれしい。

山は、あと5~6つはあると思う。

某社の皆さん、この一年もがくだけもがいていきましょう。
「絶対に成功させる」という強い決意で突っ走りましょう。

2009年7月22日水曜日

偉大なバッター:イチロー

偉大なバッター言えば、「イチロー」。
今年も大リーグのオールスターで、先頭バッターで第1打席にヒットを打った。
また、昨年のオールスターでは、初のランニングホームランも記憶に新しい。

年間最多安打を打った年の実績を見てみると・・・

   年度    試合数   打数   ヒット数  打率
   2004     161    704    262   0.372

という実績で、日米の注目を集めた。

普通「良い打者」と言われる2割8分の打者と、3割5分を打つリーディングヒッターを比べてみよう。


イチローが3割5分の年の実績は

   年度    試合数   打数  ヒット数   打率
   2007     161    678    238   0.351
だった。

2割8分の普通のいい打者であれば、イチローと同様の打数の場合
年間190本(678×0.28)のヒットを打つことになる。

イチローとヒットの差は、48本(238-190)。

試合数をこのヒット数で割ると、3.35試合/本

この3.35試合/本の意味が実は重要。

すなわち、2割8分の良い打者より、3.35試合に1本多くイチローは打っているだけなのである。
言い方を変えれば

2試合見ただけでは、イチローと2割8分の打者のヒット数は変わらない。
3試合見て、イチローの方が1本だけヒットが多い・・・

微妙な違いなのである。
この微妙な差のために、彼らは、ファンの想像の超えた努力をしている。

ビジネスのいろいろな場面でも同様のことが言える。
特に、人を相手にする確率論的な側面の営業などではピッタリはまる。
ある手法を用いたから100%受注ができる・・・ということなどは絶対にない。

この微妙な違い・差が重要であることを認識する必要がある。

来店客数で、100人と105人を感覚的に認識することが難しいように
この微妙な差というのは感覚では、なかなか認識できるものではない。
きちんと記録をとって、自ら客観的に把握するしかない。

そして、その数割・数分の改善のために、懸命な努力をすることが必要なのである。
ライバル会社との微妙な差・違いがその差別化を生む源泉となったりする。

イチローの華やかなレーザービームで感動するかたわら、
この数割、数分の微妙な違い・差への努力の必要性を、思うのである。